宮野真守らクライマーキャストがみんなでもっこす! 『劇場版 弱虫ペダル』総北・箱学舞台挨拶もまとめてレポート![オタ女]
自転車<ロードバイク>に魂をかける男子高校生たちの物語を描く『弱虫ペダル』。作者・渡辺航先生の完全書きおろしのオリジナルストーリーで贈る初の劇場版長篇アニメ『劇場版 弱虫ペダル』が8月28日より公開中!
クライマーキャスト5人が登壇した完成披露試写会や、総北・京伏キャストの舞台挨拶、箱学・熊本台一キャストの舞台挨拶などの様子を、一気にまとめてお届けしちゃいます! この記事だけの写真もありますよ。
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クライマーキャストにスペシャルゲストも登場! 完成披露試写会
8月22日に行われた完成披露試写会に登壇したのは、山下大輝さん、森久保祥太郎さん、代永翼さん、柿原徹也さん、宮野真守さんというクライマー(役)メンバー。
今回、映画初主演となる山下さんは「本編のアニメを約2年間近くやらせていただいて、その時は劇場版になるとは思っていなかったんですが、『弱虫ペダル』のイチファンとして、すっっっごく嬉しかったです! 本当に感無量です」とその気持ちを伝えました。
――2年前からの山下さんの成長ぶりはいかがですか?
森久保:TVシリーズのアフレコが終わって、久しぶりにこの劇場版でオールキャストが集って、いざ録るぞってなったら、やっぱり成長しちゃってたんですよ。なんか良い芝居しようとしちゃってて、「ダメダメダメ! 何ちょっと芝居しちゃってんの」って(笑)。
山下:僕としても劇場版だから「よーしっ!やるぞ!」って気合入って(笑)。
――今回の作品は“魂の継承”がテーマとなっていますが、継承エピソードはありますか?
柿原:一番初めに『弱虫ペダル』が始まった時に、祥太郎さんも俺も、大輝にとにかく初主演だから、できるだけ僕達の全力のお芝居をぶつけて、それを見てもらって、後半に見せ場があるから、それをどういう風に大輝が継承するのかなぁってことをすごい話してたの。結果、最終回を迎えて、いい役者になったな、ってみれること自体が僕は嬉しかったし、それは全先輩たちが思っていることだと……思うんだな。(東堂風に締める柿原さん)
森久保:あと僕ら40歳前後の世代は若い時に本当に先輩によく可愛がってもらって、これ以上無理です、ってくらい食べさせられたんです。その伝統が残っていて、今泉役の鳥海君とかに、(山下さんは)毎週毎週、もう無理ですってくらい食わされてたよな。若手をとにかく食わして太らせるっていうのは、継承したような気がします。
――『弱虫ペダル』の魅力は改めて何だと思いますか?
山下:彼らがひとつの目標に向かって戦いに行くっていう熱さがあって、一人一人が主人公みたいな作品だと思うんです。それぞれのドラマがあって、それぞれの想いがぶつかり合うっていうところに、僕自身見ていて魂が揺さぶられてジーンと熱くなったり、涙が出たり、本当に応援して「がんばれ!」って声が出ちゃうくらいグサッときましたね。そういうところが魅力かなって思います。
また、今回の映画の舞台は熊本ということで、劇中で熊本弁のキャラを演じた宮野さんは、方言の“もっこす”をコメントに挟みまくり。(小川直也さんのハッスルハッスルを真似て)「もっこすもっこす!」を登壇キャストと会場一体になって行う場面も。
――今回宮野さんは熊本弁にも挑戦して、初もっこすだったんですよね。
宮野:はい、初もっこすしたんですー! 事前に田浦役の田尻さんに方言指導の音源をいただいて練習して、現場でも横で教えてくださったので、自分なりにはすんなり入っていけたんじゃないかなと、おもっこす。
そんな宮野さんですが、劇場版から初参加となって緊張していたそう。しかし、原作の魅力に引きこまれ、楽しい現場になったのだとか。
宮野:お話をいただいてから原作を読んだのですが、面白すぎて一気に読んでしまって、涙なくしては読めない展開ばかりで、本当に泣きもっこすして。いつの間にか大ファンになっちゃってて。そんな大ファンの僕が収録現場に行けたということがとても嬉しくて、「あ! 本物の坂道くん!? “はい!!”って言ってる!」みたいな(笑)。そんな僕自身が幸せな時間を収録で過ごさせていただいたものを映画として実際に観た時は、やっぱり感動的でした!
そして、映画にも登場している熊本のゆるキャラ「くまモン」がサプライズゲストとして自転車に乗って登場! 自分で自転車をこいで走るくまモンに、キャストのみんなも「ウソでしょ!?」「くまモン自転車乗れるんだ」と驚きの声をあげます。
熊本台一高校ではなく、主人公・坂道の総北高校のジャージ姿のくまモンに、「いや、熊本! 総北着てきちゃった」とツッコミを入れる宮野さん。
くまモンの驚きの登場でさらに盛り上がった会場には、実は作者の渡辺先生も総北ジャージ姿で訪れており、集ったファンから大きな声援を受けていました!
総北・京伏メンバー 舞台挨拶
8月30日は、チーム総北キャスト・山下大輝さん、鳥海浩輔さん、福島潤さん、安元洋貴さん、森久保祥太郎さん、伊藤健太郎さん、京伏キャスト・遊佐浩二さん、野島裕史さんの8名が登壇し、公開記念舞台挨拶が行われました。
「(収録は)みんなが顔を揃えるのは難しいかな、と思っていたんですが、当日はメンバーが揃って収録出来たのが嬉しかったですね」と感慨深げにアフレコを振り返った安元さん。
トークが盛り上がる中、森久保さんから山下さんへ、映画初主演の記念として、本編内の巻島が「自転車は楽しいか?」と問いかけるセリフに引っかけ、“これからも役者として、さらに日頃の自転車ライフを楽しく送ってほしい”というメッセージを込めて、坂道の着用モデルを再現したヘルメットを贈呈!
キャラクター同様に先輩からあたたかいサプライズを受けた山下さんは「凄くうれしい! 本当にありがとうございます!!」と、予期せぬプレゼントに壇上を駆け回り、感謝の気持ちを表現。
山下さんは、「まさかこんなサプライズがあるなんて思ってもいませんでした。感激のあまり言葉もありません。この劇場版は、これまでみなさんにいただいていた元気や想いを返すつもりで、全力で演じさせていただきました。色んなものが詰まった作品ですので、視点を変えて何度も観ていただいて、楽しんでいただけたらなと思います」と喜びと映画への想いを伝え、挨拶を締めました。
箱学・熊本台一メンバー 舞台挨拶
9月6日には、総北高校のライバルであるチーム箱学キャストの代永翼さん、前野智昭さん、吉野裕行さん、柿原徹也さん、日野聡さん、阿部淳さん、そしてチーム熊本台一キャストの宮野真守さん、田尻浩章さんの8名が登壇し、舞台挨拶を実施。
映画の感想を聞かれた代永さんが、「プライベートで小野田坂道役の山下大輝くんと、ある劇場に観に行ったのですが、山下君は隣で泣いていて、そして僕も泣いてしまいました。劇場版で新たなキャラクターを迎えられて嬉しかったですし、迫力のあるスクリーンで『弱虫ペダル』を観ることができて興奮しました」と劇中ではライバルである山下さんと一緒に映画を観たエピソードを披露!
続いて、柿原さんがアフレコを振り返って「僕が演じる東堂は3年生。引退する先輩として、後輩に何かを残せるように演じる事を心がけました。特に、僕の演じる東堂にとって特別な後輩である真波を、包み込んであげられる様な演技を目指していました」と出演するにあたっての想いを明かし、本編同様に息の合ったチームワークに会場は大いに盛り上がりました。
また、『弱虫ペダル』のWebラジオ番組の名物コーナーで、ロードバイク初心者のアニメキャストにオススメロードバイクを紹介する「チャリネットハコガク」番外編がスタート。
映画で初参加となった宮野さんにロードバイクの楽しさを知ってもらおうと用意したのは、映画本編で宮野さん演じる吉本進が乗っているロードバイクのブランドのモデルになった「CERVERO(サーヴェロ)」のバイク。
魂を込めて演じたキャラと同じモデルのロードバイクを目の前に、キャスト陣からロードバイクの魅力を十二分に伝えられた宮野さんが買うかどうかの決断を迫らると、「買いますん!」と宣言。「どっち!?」とツッコミが飛ぶ中、「凄くかっこ良くて本当に欲しいけど、ちょっと考えさせてください」と、即購入には至らなかったものの、宮野さんの前向きな反応に他のキャスト陣は満足した笑みを浮かべました。
最後に、代永さんが「この映画のテーマは想いを繋ぐ“継承”なのですが、もっと先輩達と一緒に走りたい、先輩の背中ってこんなに大きいんだなと思える作品になりました。この想いを途絶えさせないよう、是非皆さんの周りの方にもお勧めして頂けると嬉しいです」と会場のファンにメッセージを送り、本イベントは幕を閉じました。
先輩から後輩への継承……。冒頭から坂道や巻島の葛藤が描かれ、見続けてきたファンにはグッと込み上げてくるものがあるだろう、このオリジナル劇場版。
山下さんが「この映画を観て、僕自身、巻島さんをもっっっと好きになりました!」とコメントしたように、坂道と巻島、そして他の先輩後輩、ライバルたちの絆をぜひ見届けてください!
『劇場版 弱虫ペダル』大ヒット公開中
http://yowapeda-movie.com/
配給:東宝映像事業部
(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/劇場版弱虫ペダル製作委員会
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