「これ、何の薬だっけ?」をなくす! スマホアプリで薬を特定、詳細情報に素早くアクセス

TruMedicines

持病があって何種類もの薬を飲んでいる患者にとっては、何という名前の薬で、どんな効果があり、どのようにして飲むのか、すべてを把握するのはなかなか難しいこと。

薬のラベルや但し書きを見るしかないが、小さい文字でよくわからないかもしれない。あまり視力がよくない人にとっては、特に難しい問題である。

・スマホアプリでスキャンして、薬を特定する

薬を服用している患者たちをサポートしようと、コンピューター科学、薬学の専門家で構成される国際的な研究チーム「TruMedicines」が開発しているアプリがある。

スマートフォンを通じて薬の特定をおこない、音声で説明を聞くことができるという。

・2つの認証方式を採用

薬は体に多大な影響を与えるものであり、誤用は絶対に避けなくてはならない。薬を誤って特定することを防ぐため、このアプリでは2通りの認証方式を採用している。

1つめは薬のラベルなどに設置してあるQRコードをモバイルアプリで読み取る方法。もう1つは、クラウドをベースとした画像認識ツールで、薬のパッケージを写真撮影し、実物を“視認”するようにして登録データと照らし合わせることで、間違いなく薬の特定をおこなう方法だ。

・いつでも、素早く薬の情報にアクセス可能に

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2つの認証方式を経て、患者は薬のデータにいつでも容易にアクセスすることができる。

薬の名前、効果、製造地、有効期限、飲み方の注意など、薬についての詳細情報をチェックすることが可能になる。

もちろん、病院や薬局にわざわざ行く必要はなくなり、患者の負担も軽減されるだろう。

・52カ国語で音声の読み上げも

また、薬のラベルに記載されている文字が細かくて読みにくい……なんていう人も、モバイル画面上の大きくクリアで整然としたフォントなら読みやすいはず。

さらに、「TruSpeak」という機能も用意されており、薬の情報を全52ヶ国語の音声で読み上げてくれるので、目が不自由な人も大助かり。

このビッグデータのシステムが広まれば、薬を服用している世界中の人々の大きなサポートとなることだろう。

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Techable

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