黄金の国・最後の楽園からドリップバッグコーヒー『黄金のミャンマー』9月1日発売開始
コーヒーやお茶類の通信販売を行う株式会社ブルックスが9月1日(火)よりミャンマーコーヒーを使用したドリップバッグコーヒー「黄金のミャンマー」を発売するのに先立ち、発表会が行われたので取材した。
この発表会には報道関係者だけではなく、多くのブロガーの皆さんも招待されるという珍しい形式での開催となった。
まずあいさつに立った同社の小川裕子社長が同社の歴史と、ミャンマーとの連携について語った。
会場は原宿にある同社のカフェで行われたのだが、ブルックスがカフェを持っているとは知らなかった記者は、まずそこに驚いた。
日本では原宿のこの1店舗だけだが、台湾とフランス・パリにも店舗を持つ。
ネット上の「1杯あたり19円」という広告を目にされた方も多いと思うが、ドリップバッグコーヒーや粉末の日本茶、紅茶や中国茶まであらゆるお茶のラインナップがある。
来賓として登壇した、元駐ミャンマー日本国特命全権大使の山口洋一氏は、ミャンマーの歴史や現状について語った。
日本とミャンマーとの友好関係者もゲストとして紹介された。
日本語での短いスピーチは会場から喝さいを浴びた。
次いで登壇した通信販売事業部長の古谷美紀氏が、ミャンマーでのコーヒー生産の現状と日本への輸入について、また製品の概要について説明した。
カフェ店員による美味しいドリップバッグコーヒーの入れかた講座が開かれた。
カップにセットしたらコーヒーが湿る程度にお湯をそそぎ、約20秒間蒸らすのが美味しく入れるコツだそうだ。
こうして実演は終わり、報道関係者とブロガーの皆さんが実際にコーヒーを自分で入れて試飲する番になった。
まずは蒸らす。20秒待つ。
蒸らしが終わればお湯を注ぎ、出来上がり。
今回はミャンマーのお菓子がふるまわれた。
ミャンマー版ケーキというべきものか、自然の甘味で非常にやさしい美味しさだった。
さて、コーヒーの味は専用のドリップウォーターのおかげなのか、コーヒー本来の味がいいのか、思いのほか美味しくて、あくまでも記者の味覚での評価で恐縮ではあるが、ブルーマウンテンに近い味わいだと感じた。
コーヒーベルト地帯で取れるコーヒー豆のうち、東南アジア産は主にロブスタ種というインスタントコーヒーや缶コーヒーにブレンドされる種が多いのだが、これは明らかにロブスタ種ではなくレギュラーコーヒーに使用されるアラビカ種の味だ。水がおいしいという要素ではない。
記者は質疑応答でこの点について質問した。
「ミャンマーの1300mの高原地帯ではアラビカ種の栽培に適しています。ご指摘の通りアラビカ種はデリケートで栽培に手間がかかるのですが、ミャンマーでは手間暇かけてすべて手摘みで収穫をしています。黄金のミャンマーはアラビカ種100%ですので、自信をもってお勧めできます」
さらに記者は、日本ではあまり聞かないミャンマー産コーヒー生豆(コーヒーの世界では”きまめ”ではなく”なままめ”と読む)の供給についても質問した。
「日本では希少ですが、世界的にはミャンマー産のアラビカ種はヨーロッパをはじめとして多く流通していて高い評価を得ています。日本でもこの美味しいミャンマー産コーヒーを手軽に楽しんでいただくために流通量に関しても万全の態勢を整え、期間限定ではなく恒久商品としてご提供いたします」
最後に、記者は試飲のコーヒーを少し残して冷めてから飲んでみた。たいていのレギュラーコーヒーは冷めると酸化して酸味が増すものなので、酸味が好みではない記者はあえて時間が経過した場合の変化を試してみたのだが、それはほとんどなかった。これは質の高いコーヒーである一つの証であろう。
同品は10袋入り800円税別、50袋入り4000円税別でそれぞれ9月1日から発売される。
また原宿のカフェでは9月17日までの期間限定で1杯500円でハンドドリップコーヒーを楽しむことができる。
高品質なブルーマウンテンに似たテイストのミャンマー産コーヒー「黄金のミャンマー」。
コーヒー好きは一度味わう価値はあると思うので、試してみてはいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 古川 智規) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。