“幻の3秒”を含む『チャッピー』ノーカット版BD&DVDが発売 押井守氏らの特典イラストがイカす!
ニール・ブロムカンプ監督の最新作『チャッピー』が早くもブルーレイ&DVDで登場。米国で劇場公開された内容と同じノーカットの本編を含んだ“アンレイテッド・バージョン”が、9月18日(金)にブルーレイとDVDでリリースされます。
ノーカット版とは?
日本では一部の暴力的なシーンをカットした独自のバージョンが劇場公開されていた映画『チャッピー』。SNSを通じたファンからの問いかけに、監督自身が「聞いていないよ」と答えたことでちょっとした炎上騒ぎが起こっていました。しかし、フタを開けてみればSF映画ファン、ロボットファンを中心に劇場は大興奮。鑑賞拒否運動を宣言していた人たちは劇場に足を運ばなかったことを後悔するハメになったはず。
なおソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの公式コメントによれば、日本の劇場公開時には約3秒のシーンをカットし、一部(約3秒)に映像加工を施しているとのこと。しかし、このたび発売される“アンレイテッド・バージョン”では、無事にノーカットのオリジナル版を観賞することができるというワケです。
特典が豪華
初回生産限定のプレミアムエディションには、日本を代表するクリエイター、押井守氏(『攻殻機動隊』『パトレイバー』)、荒牧伸志氏(『アップルシード』『キャプテンハーロック』)、伊藤暢達氏(『サイレントヒル』)の3人が描く“チャッピー”のポストカード「Japan meets CHAPPIE ポストカード3枚セット」を封入。いずれも、ブロムカンプ監督自身が影響を受けた監督・作品であることを公言している方々です。
無類の犬好きとして知られる押井氏のイラストは、自身の映画にも度々登場するバセットハウンドとチャッピーとの2ショット。本編に登場するチャッピーの顔の左頬には「$」マークが入っていますが、押井氏のデザインには「狗」と描かれているのもユニークです。
また、荒牧氏、伊藤氏からはコメントが到着。
<荒牧伸志氏コメント>
ニール監督が以前撮っていたショートフィルムにアップルシードのブリアレオスっぽいポリスロボが出ていて、「士郎正宗さんの作品がスキなんだろうな~」とは思ってたけど、これほどスキだったのか! すばらしい! ムースは80年代オリジナルビデオアニメに出てきそうなデザインで、なんだか懐かしくって描きたくなってしまいました。
<伊藤暢達氏コメント>
劇中、チャッピーが追われる途中で野良犬(?)に話しかけるシーンがあるのですが、それが妙におじさん臭くて“人間味”あふれていて好きです。(イラストは、犬に言う事を聞いてもらえないチャッピーをコンセプトとしました)
本編ブルーレイディスクには “もう1つのエンディング”を含む約87分の特典映像を収録。さらにプレミアムエディションにはポストカードのほか、初回封入特典としてリバーシブルジャケット、特製ブックレット、貴重なインタビューやメイキングなどファン必見の映像が収録された特典ディスクも付属します。
初回生産限定のプレミアムエディションはブルーレイ2枚組で5695円(税抜き)。通常盤はブルーレイが4743円(税抜き)、DVDが3800円(税抜き)で発売されます。
『チャッピー』ブルーレイ&DVD紹介ページ:
http://bd-dvd.sonypictures.jp/chappie-movie/dvd/
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