着崩れを防ぐマストアイテムって? 「ゆかたの着こなしとヘア&メーキャップ講座」[オタ女]
イベント盛りだくさんの夏、海やBBQも良いけど、日本人なら花火大会やお祭りに、しっとりと浴衣で出かけたくなりますよね。普段和装をしない人も、浴衣なら気軽に取り入れられますし、何より洋服で参加するのとは楽しさも別格!
しかし、見よう見まねで着てみても、時間が経つに従ってだんだん崩れてきて最後にはヨレヨレ……。そんな経験をした事がある人も多いはず。今回は、SHISEIDO THE GINZAが開催した、「今年は自分で着られるようになる!ゆかたの着こなしとヘア&メーキャップ講座」より、浴衣をキレイに着るコツをご紹介します。
洋服のトレンド「パステルカラー」を取り入れるのも◎
広告をはじめ着物のデザインも手がけ、さまざまなアートディレクションをおこなう「西岡ペンシル」の代表の西岡範敏さんが、柄、染め、素材といったゆかたの基礎知識をレクチャー。
浴衣と言えば、藍色や青を基調にした涼しげな色や柄を選ぶ事が多いですよね。しかし、今年の洋服の流行カラー、パステルカラーも浴衣にピッタリ。黄色のふんわりとした浴衣に水色の帯! そんな普段選ばない組み合わせはプロならではのチョイス。
また、同じ色の「縞模様」でも、縦、横、格子でイメージがガラリと変わる面白さ。縦はスッキリ、横はカジュアルに、格子はレトロでオシャレ上級者。大人だったらあえて格子にトライするのも良いですよね。帯留めとかもレトロにこだわって、浅草散歩とかに出かけてみたい!
着崩れを防ぐのに重要なのは「肌着」
きもの着付け教室『毬小路スタイル』牧野さんによる、浴衣の着付けセミナーも。
皆さんは浴衣を着る時、ちゃんと「肌着」を着ていますか? 筆者はこれまでキャミソールの上から着ていたのですが、今回のセミナーで初めて「浴衣用肌着」を取り入れました。
そうしたら、何時間経っても着崩れない事にビックリ! たくさん歩いても、椅子に座って食事をしても、前がはだけてくることも無く、ずっとキレイなまま。
これは思うに、キャミソールだと肩と腕の肌がむき出しなので、浴衣がスルリと落ちてきてしまう。でも肌着を着ていれば、布同士の摩擦が型くずれを防いでくれるのでは無いかと。
「浴衣用肌着」は、1000円〜2000円程度で、着物屋や百貨店から、楽天等のネット通販で手に入りますので、今年浴衣を着るという人は絶対買った方が良いです!
浴衣メークのポイント
さらに、セミナーでは資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト鎌田由美子さんによる、ゆかたに合うヘア&メークのレクチャーが。
浴衣メークのポイントとしては、
1:普遍的なキーワード「涼やかさ」
2:今年のトレンド「色っぽチーク」
を大事にすると良いのだとか。「涼やかさ」と言うと、ブルー系のアイシャドウ? と考えてしまいますが、クリームタイプのピンクやゴールドの細かいラメの入ったアイシャドウをまぶたにつけると、汗にも強くキラキラ涼しげ。
また、流行の「赤リップ」もべったりつけると暑苦しさを感じますが、透け感のある色をチョイスして、ポンポンと指でつけると薄付きで涼しげ。
チークは、普段の洋服の時のメークと雰囲気を変えて、目の下・黒目の延長線上から、高めにつけてあげると良いそう。上気した様な肌で色っぽさアップ。
また、現在、鎌田由美子さんによる著書『鎌田由美子 着物ヘアメイクの発想: SHISEIDO KIMONO BEAUTY』(誠文堂新光社)が発売中。和装のヘアメイクを得意とする鎌田さんの、これまで培ってきたヘアメイクのメソッドを用いた、着物を美しく魅せるテクニックは必見。見ているだけで美しくて幸せなので、写真集的な楽しみ方も出来ますよ!
SHISEIDO THE GINZA
住所:東京都中央区銀座7-8-10 1-3F
営業時間:11:00-20:00 不定休
公式サイト: http://stg.shiseido.co.jp/ [リンク]
公式Facebook: https://www.facebook.com/ShiseidoTheGinza [リンク]
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