水・牛乳・野菜などの安全性について

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原発事故が進行中で予断を許されない今の時点で言うことではないかもしれませんが、事故の収束後も、遠くの県の水道水や鶏卵や海のプランクトンから放射能が検出されたり、永住できなくなる地域が指定されたり……といった様々な事態が次から次に現れてきます。原発事故というのはそういうことなのだと思います。だからこそ、多くの人が強く原発に反対してきました。僕も40年反対してきました。しかし、事故が起きてしまったからには、気持ちを切り替えて、国民全員で長い年月を掛けてこの事態に立ち向かって行く……という覚悟が必要なのだと思います。

 昨日、アースデイ那須2011の実行委員会が開かれました。「那須を砦に」……と、全員の意見が一致しました。「砦」の意味は、こうです。今、お隣の福島県で原発事故が起き、退去を余儀なくされた人が大勢いらっしゃいます。那須町は栃木県の最北に位置します。そして、少なくとも今現在は退避しなければいけないような場所ではありません。つまり、那須町は福島県の人にとっては、もっとも近い安全な場所です。だから退避場所としてはもっとも適した所とも言えます。その那須町の住民が冷静さを保ち、退避者を迎え入れて差し上げたり、更に遠くへ移動する方のお手伝いをして差し上げることができれば、雪崩を打ってパニックになるような、残念な事態を防ぐ効果があるかもしれない……そういう意味の「砦」です。退避してこられる人を排除する砦ではありません。
 
那須町役場は原発事故の後、いち早く退避場所を用意しました。町長も職員も本当に優しい態度で退避者に接していらっしゃいました。大勢のボランティアも協力して退避者を支えています。住宅や別荘を退避者に提供する方も大勢いらっしゃいます。例えば、福島文隆さんと隣人のグループだけでも既に50人の退避者を受け入れています。栃木県の受け入れ窓口は那須町の2箇所だけに設置されていますが、この窓口と那須町住民との連携も生まれています。退避者への食事や寝具を提供する那須町住民が大勢いらっしゃるので、食糧が余ったりさえしています。僕は那須町の住民であることが誇らしい気持ちに今なっています。


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