アウトドアの新常識?太陽光で料理を作るユニークなクッキングセットがお目見え
夏のレジャーと言えば、バーベキュー。最近は、キャンプ場に出かけず、自宅の庭で楽しむ人も増えてきている。
そんな“おうちバーベキュー派”に、ぜひご紹介したいプロダクトが登場。
それが、イタリア人とシンガポール人の異色デザインユニット“Francesca Lanzavecchia and Hunn Wai”による、ソーラー式アウトドア用クッキングセット「SUNPlace」。
火もガスも使わず、太陽のエネルギーのみで調理をする、究極にエコな、クッキングファニチャーである。
・フレネルレンズを使って太陽光を集中照射
ずっしりとしたテーブルと椅子、上部に据えられた、パラボラアンテナのような物体。
このアンテナもどきが、実は大判のフレネルレンズで、ここに太陽光を集中させることで、素材を焼いたり炒めたりできるのだという。
調理はテーブルの上部に据えられた、鋳鉄製のグリルの上で行う。
使用する際は、特殊な手袋と眼鏡を装着。こちらも、セットの一部として、完備されている。
・とにかく、エコ!ミラノ万博でも好評価
韓国式の焼肉と中国の火鍋から、ヒントを得たというこのセット。
大人数で囲む料理の楽しさを知り、それを実現したくて「SUNPlace」を考案したと、開発者は語る。
しかし、何より魅力的なのは、有害物質が排出されないところ。これに勝るものはない。
今年のミラノ万博でも、その点が評価され、“環境に優しいフード・プロダクト”として、会場の話題を集めた。
アウトドアの定義を、大きく変えそうな「SUNPlace」。一般発売時期と、価格は今のところオープンにされていない。太陽の光を待つように、辛抱強く構えるしかないかも。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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