【映画放談】女子向け注目ポイントもたっぷり! 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』はここが最高!

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6月20日より公開となった映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。「ガジェット通信」では特集ページを制作し、連日激プッシュしてきましたが、土日2日間で動員17万4807人、興収2億6478万4500円を記録。6月20日・21日の週末ランキングでは、興収ランキング首位となりました!

ガジェット通信では去る6月10日に本作の魅力を語るニコニコ生放送を実施。「マッドマックス」ファン、映画ファン、そしてこれまで「マッドマックス」に全く関わってこなかった系女子など、バラエティ豊かなゲストをむかえ、座談会を行いました。今回はその座談会の中から、まだ映画をご覧になっていない方、もちろん観たけど何度でも行くよ! という方にむけて、注目ポイントをピックアップ。少し映画の内容に触れていますが、ネタバレではありませんので、どうぞお楽しみください!

マッドマックス 怒りのデス・ロード特集!
https://getnews.jp/madmaxfuryroad

【座談会ゲスト】
大泉りか:作家、コラムニスト。@ame_rika
女性の恋愛や性についての著書、連載多数。映画好きだが、意外にも「マッドマックス」シリーズを観たのは本作が初。

MUNE:Tシャツブランド「ハードコアチョコレート」代表。 @mune41
バイオレンス映画、プロレスファン。「マッドマックス」シリーズは全て鑑賞、マッドマックスっぽいものが大好き。

高山洋平:株式会社おくりバント社長。@takayamayohei1
『マッドマックス/サンダードーム』に出て来るティナ・ターナーがとにかく大好き。

アンナ:キラキラ広報、ならぬギラギラ広報。ある時はIT企業OL、ある時は水商売事情に詳しいお姉さん。普段はラブコメと3Dアニメしか観ない。

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MC:皆さんの「マッドマックス」体験、映画にまつわる思い出ってありますか?

大泉りか:『マッドマックス』が公開された当時、私は1歳で、『マッドマックス2』が公開されたのは8歳だったので、リアルタイムでは観ていないんですよね。でも「親が教えてくれない事は、彼氏が教えてくれる」というセオリーどおり、17歳くらいの頃彼氏が「『マッドマックス』がすごい!」って教えてくれたんです。でもその彼氏はTシャツをジーンズにインする様なダサい人だったので観なくて(笑)。でも、今回観て本当に最高でした! 超カッコいい。

アンナ:普段ラブコメや韓国のドラマの様な映画しか観ないんですけど……。荒野が舞台? 人がたくさん死ぬ!? ってそういった映画を普段観ないので、ちょっとドキドキしていました。でも、マックスの姿を観ているうちにだんだん好きになってきて。これまでは、漫画の様なツンデレキャラにばかり萌えてたけど、マックスの様に無骨で男らしいタイプが一番良いんじゃないかって。

高山:『マッドマックス』シリーズは全部観てますが、3の『マッドマックス/サンダードーム』が最高なんですよ。というか、『マッドマックス/サンダードーム』のティナ・ターナーが最高! あの時、ティナ・ターナーは離婚訴訟が終わったばかりで一番輝いていた。

MUNE:僕は「マッドマックス」シリーズはもちろん、“マッドマックスっぽいもの”全部好きなんですけど、今回もしかしたらシリーズ最高傑作なんじゃないですか? 『マッドマックス』って好きな人、コアファンが多いので、文句言いに観に行く人も多いと思うんですよ。いちゃもんつけたいっていうか。僕もそのつもりで行きましたけどね、メル・ギブソンが出てないとか、70歳のジジイに何が出来るんだとか。でも、そんな気持ちは開始20分で吹き飛びましたね。20分で今年ナンバーワン映画になりました。全てが最高!

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』はココがすごいッ!

MC:それでは早速、最新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のオススメポイントについて語っていただきましょう。

大泉りか:とにかくジェットコースターの様な感じであっという間ですよね! 一瞬安らいでも、次の瞬間まだ落ちるみたいな。私シリーズを観ていないにわかなんですが、非常に楽しかった。予習して行かないとダメかな? と思っていたのですが、全然問題無しでしたね。

MUNE:マックスが元警官というシリーズとおしての設定はありますが、過去についてとかほとんど説明は無いんですよね。それが潔いと思うし『サンダードーム』で色々言われた事へのアンサーなんじゃないかと。「お前らこれが観たいんだろ?」っていうのをジョージ・ミラーがぶち込んでくれた感じ。あと映像の迫力がすごいので映画館で観ないとダメですね、3Dもちゃんと意味がある3Dだし。あと音楽がすごい!

大泉りか:ギター弾いてる人が車からぶら下がってたり、太鼓隊もすごいですし、車にのっかってる人々が音を反響させて、人間のウーハーですよね。

高山:車の魔改造具合がすごすぎますよね、これまでもすごいけど今回はすごすぎる。

MUNE:物が無いから、色々工夫して改造してるんですよね。ジョーが携帯の基盤みたのをアクセサリーみたいにつけたりして。

大泉りか:そういった細かい部分のデザインが全てかっこいいんですよね。私が気になったのは逃げ出した妻達がつけている「貞操帯」です。自由にセックスが出来ない様に、男達に身体を管理されているという、この物語を象徴するアイテムですよね。デザイン自体はフェティッシュですごく素敵で憧れるんですが、履きたいけど履きたく無いというか……(笑)。

大泉りか:後は母乳が管理されている、という描写もすごかったですね。未来では残念ながら、母乳も管理されています。

MC:他の描写がマッドであればあるほど、母乳が本当に聖なる物、尊い物に思えるという。物資も無い、大事な液体も無い、そんな世界で女性が一番大切な資源というわけですよね。

大泉りか:貞操帯、母乳と色々な物を男達によって管理されている世界で、女達はどう戦うか。私がこの映画を観てグっときたポイントが3つあって、1つは貞操帯、2つは母乳、そして3つめが砂漠でのとある描写です。この映画、女性達がスクリーンに登場するとビックリするくらい美しいんですよ。感動します。

デートムービーとしてOK! 女子的注目ポイントはココだッ

MC:今、りかさんが「予習して行かなくても大丈夫だった」とおっしゃいましたが、これ女性でもすごく楽しめる作品ですよね。

大泉りか:シャーリズ・セロンが素晴らしかったですね。『モンスター』(2003)と、『ヤング≒アダルト』(2011)という作品が特に好きなのですが、『ヤング≒アダルト』では地方出身の作家役で、キティちゃんのTシャツにチワワを抱えているという……ドンキホーテか!っていう(笑)。彼女は役作りが本当にハンパないですけれども、今回もすごかったですね。彼女を観るだけでも、価値はあると思います。

MC:確かに彼女は素晴らしかった。えっ、シャーリーズ・セロンがこの役を!?という驚きを含め楽しんで欲しいですね。

大泉りか:男性が映画を観る時って、セクシーな女性を観たいと思うんですけど、逆の場合もそうで。女性もセクシーな男性が観たいわけですよ。そういう視点では本作のエレクタスを演じた、ネイサン・ジョーンズさん。彼はプロレスラーなんですか? 彼の肉体がすごかったですね。

MUNE:橋本真也のいる「ZERO-ONE」っていう団体に所属していたんですよ。だから、俺も後楽園ホールで見た事があって、映画観てて「出世したな〜」って思ってた(笑)。

大泉りか:日本で見れたのか〜、くやしい! で、細マッチョが好きなら「ウォーボーイズ」って男の子達の身体も楽しめると。後、女性が弱い立場を強いられている世界で、みんなで力を出し合って協力し合っている描写も非常に良かったですね。

アンナ:やっぱり女ってここぞという時強いですよね。主人公のマックスと女戦士がベッタリしていない所も良いです

大泉りか:映画に詳しく無い女の子でも絶対楽しめるので、男性は思い切ってデートに誘ってみてはいかがですかね? こんな面白い映画に誘ってくれたら、観終わった後抱かれでも良いって思ってくれるかも(笑)。女子同士なら、観終わった後の女子会が確実に盛り上がります。

まとめ:皆で協力してジョージ・ミラーに長生きしてもらおう!

MC:もう本当にオススメポイント盛りだくさんなんですが、最後に言い残した事は無いですか?

MUNE:あ、中ボス良かったですね。敵キャラの“ジョー”ばかりがフューチャーされがちですけど、彼が大ボスだとしたら、中ボスが最高なんですよ。人食い男爵、通称“ベンツ”っていう武器商人の。あれ、完全にザ・グレート・カブキですよね(笑)。IMAXも4DXもありますし、出来るだけ大きなスクリーンで観てください。大きな映画館の無い地方の方は、もしかしてDVD待とうとか思っているかもしれないですけど、上京してまで観たほうがいい、そのレベルの映画です。

大泉りか:絶対大画面、大音量で観てください! 観に行く予定の方はもちろん、食わず嫌いしている人も観て後悔はしないはずです! 女子にはレディースデイもありますしね。

MUNE:今回ここまで最高の映画を作ってくれたんで、クラウドファウンディングとかで「ジョージ・ミラーを延命させよう!」って活動するべきだと思いますね。日本は長寿大国なんだから、健康食品とか支援するべきですよ!

MC:それ良いですね、立ち上げましょう(笑)。次回作の構想もあるそうですから、ジョージ・ミラーには尊敬の念をこめて、長生きして欲しいと。今日はありがとうございました!

【関連記事】「私は好奇心に動かされて生きている」いよいよ公開! 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ジョージ・ミラー監督インタビュー
https://getnews.jp/archives/1006249 [リンク]

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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