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港区議会レポート『ポストを巡るよくわからない争い』(玉木まこと:港区議会新人議員)

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■区議会ではビックリするようなことが起きています

4月26日の統一地方選挙で(定員34人中33番目で)初当選した港区議会議員の玉木真です。無所属・新人でこれまで政治とは縁のなかった私だから書ける市民目線で感じた議会や議員の活動についてレポートしていきたいと思います。

初めての選挙が終わり、あっという間に1ヶ月が過ぎました。当選翌日は当選証書の授与式があり、5月11日から区幹部職員との顔合わせ会、新人議員への港区概要説明会などの会議がポツポツとあるだけでした。
そして区議会事務局から会派結成について連絡があり、私は今期の港区議会で唯一の一人会派「街づくりミナト」をつくり、(一人なので当然ですが)幹事長となりました。

まもなく「会派代表者会議」という、その名の通り各会派の代表が集まる会議が開催され、私も「街づくりミナト」の代表として参加することになりました。この「会派代表者会議」が初めての個人の議員としての活動になり、どんな会議になるのか興味と不安を持って参加しましたが、既にいろいろなウェブサイトやメディアで報道されているとおり、この顛末がなかなかビックリでした。

■副議長のポストをめぐるよくわからない争い

選挙も終わり議会を開催するために、まず正副議長、監査委員、各委員会の正副委員長というポストを決めなければならず、この「会派代表者会議」ではどのような方法で決めるかについて話し合いが行われました。

すでに多数のメディアで取り上げられておりご存知の方も多いでしょうが、港区議会では、この副議長のポストをめぐってちょっとした騒動が起こっていました。簡単に説明しますと、民主4名・維新2名・社民1名・無所属3名の合計10名が新しい会派「みなと政策会議」をつくり、これまでの議長・自民、副議長・公明というポストが変わるかもしれない事態が起きました。

どういうことかというと、これまでのポストを決定する方法は、ドント方式という各会派で割り振る方法を採用しており、今回も同じ方法で決定するならば、10名の新会派は自民党13名に続く第二会派となり、副議長ポストを獲得できるというわけです。
そのようなことで、第1回会派代表者会議では、この新会派の結成について、自民党、公明党、共産党の3会派から「これまでの議会で政策が合致していない議員が多数集まった、ポスト狙いと思われる会派結成は認められない!」と意見が噴出しました。

結局、ポストを決める臨時議会開催までに実に6回(!)も会派代表者会議で話し合いを重ね、ドント方式は各会派の合意がなければ実施できないため、(民主主義の基本である)投票により全てのポストを決めることになりました。

私は一人会派なので、ドント方式でも投票でもポストが割り振られる可能性はほとんどありませんでしたが、一連の会派代表者会議では「港区議会として少数会派の意見を広く反映する意味でドント方式の継続に双方が歩み寄るべき」「双方がドント方式継続という視点に立って妥協案を提示できないか」「投票という結果になったとしても今後のドント方式復活に各会派が努力することを確認しましょう」という趣旨の発言をしました。

それを受けて、最後まで「ドント方式はできない」と主張していた自民・公明が、妥協案として「新会派10名を政党別に分けて、民主4名、維新2名にするならドント方式をしよう」と申し出ていたそうです。しかし、この妥協案も新会派は会派設立趣旨に反するとの理由から受け入れませんでした。(最後の双方が歩み寄るチャンスだったのですが。。。)

■不可思議な新会派の投票行動

このような状況で迎えた議長・副議長の単記無記名投票の結果ですが、これも大変ビックリな内容でした。
ドント方式ではなく投票に決まった以上、それぞれの会派が自分たちの主張を貫くものだと思います。したがって当然のように、私は自分の名前を書いて投票しました。

ところが新会派は、議長・副議長とも自民党・公明党の推薦する候補者に投票していたのです。私は、議会では全員一致でなくても民主主義の基本として多数派がポストを獲得することを当然のこととして受け止めつつ、一方でいろいろな候補者が出ることも自然だと思っていたので、この新会派の投票行動が不思議でなりませんでした。

臨時議会直前の会派代表者会議では、新会派が分裂するとの話題(噂?)も持ち上がっていたため、今回の合計6回の会派代表者会議で双方に歩み寄りを提案していた身としては無駄な時間を費やしたとの思いです。

また、私は、今回の選挙で政治にあまり関心のなかった沢山のボランティアに支えられて無所属・新人で当選しました。そして都心の港区から、無所属でも一人会派でも、街を良くするための議員活動がしっかりとできる状況が理想的だと考えています。
その一方で大人数の政党・会派が存在し、それを支持している人がいることも認識した上で双方が議論を尽くし、互いに政策を高めていく関係をつくっていきたいと思っています。

しかしながら、会派代表者会議で議論になっていない場面が多いことに大変驚きました。質問への回答が非常に曖昧で、ただ時間だけが過ぎてしまう、そんな時が多々ありました。もちろん港区議会の全議員がそうではなく一部の議員の話ですが……。
私は、新人議員としてしっかり議論・ディスカッションできるよう努めていきます。

以上、長々と書きましたが、これからも市民目線を忘れず、議会レポートを行っていきたいと思います。

(玉木まこと 港区議会議員 :http://makoto-tamaki-327.tumblr.com/)
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