体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

注目集まる株取引で成功できる人はどんな人?

注目集まる株取引で成功できる人はどんな人?

 5月上旬には一度1万9000円台まで下落したものの、再び2万円台を回復している日経平均株価。さまざまな予想がありますが、今後さらに高値をつけるのではと考えるアナリストも少なくありません。

 そうした背景がある中で、株取引に注目が集まるのは当然のこと。
 では、株で稼ぐ人と損する人は何なのか? それを教えてくれるのが、プロ個人トレーダーの育成に励む冨田晃右さんが執筆した『ここが違った!株で稼ぐ人、損する人』(集英社/刊)です。
 本書で著者は、稼ぐためには個人投資家ではなく個人トレーダーになることが必須だと述べます。今回はその真意を冨田さんにうかがってきました。その後編となります。
(新刊JP編集部)

■トレードで成功できる人はどんな人?

――「株で稼ぐ人と損する人」の違いについて教えていただけますか。

冨田:これについては本書でじっくりと説明していることで、具体的な違いのひとつひとつを話しだすと長くなりますが、ひとことでまとめるとしたら「稼ぐための準備」がきちんとできているかどうか、ということに尽きると思います。準備ができていない人、また、準備しようという気持ちさえない人は「損する人」になってしまうでしょう。

――冨田さんが株をやり始めたのはいつ頃ですか? そのきっかけはどのようなものでしたか?

冨田:今から十数年前の2002年頃でしょうか。当時はインターネットを使って稼ぐ人たちが世間をにぎわしていて、ネット株ブームと呼ばれるような現象も起こり始めていました。カリスマトレーダーやデイトレーダーなんていう存在も注目を集めていました。もともとテレビゲームや競馬などゲーム性のある賭けごとが好きだったので、これなら自分にもできると思って株の世界に足を踏み入れたのです。

――うまく軌道に乗るまでどのくらいかかりましたか?

冨田:他の賭け事でも同じかもしれませんが、最初は「勝ったり負けたり」の繰り返しでした。ただ残念ながら小さく勝って大きく負けるというようなことも多く、マイナスが嵩み、1000万円程度あった投資資金はみるみる減っていきました。資金が底をつきそうになったとき「株をやめる」という選択を考えたりもしましたが、勝っている人もいるのだから自分にもできるはずだと思い直し、一から株の勉強に取り組みました。それが今につながっています。ようやく自分なりの「勝てるしくみ」を確立できたのは本気で株の勉強をしてから3年くらい経過した頃のことです。

――株取引を個人で行うなかで、欠かすことができない素質や能力などはあるのですか?

冨田:素直な人、でしょうか。将来長期に渡って株取引を個人で行うなかで、いろいろなことを学んだり、経験したりします。そのときに、勝つために良いことを素直に取り入れ、勝つために悪いことを素直に捨てることができるかどうかが大切です。新しいことを学ぶ時というのは、最初はやはり成功している人の「真似」をどれくらい忠実にできるかということが大事だと思います。まず、成功している人を真似るのです。しかし、多くの人は何も勉強せずに最初から自分流を築こうとします。何も自分流自体が悪いと言っているのではなく、物事には段階があるのです。自分なりにカスタマイズしていくのは真似たあとでいいのです。

――冨田さんの公式ウェブページで「かんたん、ラクラク、サクサク、大きく儲ける」などの初心者をあおる言葉が大嫌いだと書かれていましたが、これからそうした甘い言葉で初心者を引きつける人も増えると思います。そうしたときに、その人が信頼できるかどうかどの部分で見分けるべきなのでしょうか。

冨田:「かんたんに」とか「ラクラク」なんていう言葉であおる人は、一切信頼しない方がいいと私は思います。(笑)なぜなら、もし、株がそれだけ簡単であるなら、世の中にはもうすでに株で上手くいっている人があふれかえっているはずだからです。でも、実際はどうでしょうか? 現状は昔と何ら変わってないです。個人投資家のほとんどが負けているのが現状です。長く稼ぎ続けるトレーダーになるためには、甘い言葉に惑わされることなく、行動規範や考え方の訓練が必要ですし、トレード技術の勉強も必要です。楽して儲かるなんてことは、あり得ません。

――トレーダーとしてこの株価好調が今後続いていくとお考えですか?

1 2次のページ
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。