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朝型勤務では「残業減らない」8割

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長時間労働の撲滅などワークライフバランス推進のため、政府は今年「夏の生活スタイル変革」と名付けた国民運動を推進している。7~8月の夏季期間中、全府省で出退勤時間を1~2時間早め、「朝型勤務」を導入するという。いわば日本版「サマータイム制度」だが、労働者からは懸念の声もあがる。「出勤時間を前倒しにしても退勤時間は変わらず、労働時間が長くなるだけでは?」という理由だが、現場の若手会社員たちはどう考えているのか? 20~30代の男性社会人200人にアンケートを実施した。

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〈「朝型勤務」で残業は減ると思う?〉
・減らないと思う 81.0%
・減ると思う 19.0%

やはり「減らないと思う」が8割以上に上った。それぞれの意見を紹介しよう。

●「減らないと思う」派の意見
「根本的な解決になってないから」(31歳)
「そもそも仕事が多すぎるのが問題であり、時間をずらすだけなんて意味がない」(39歳)
「会社に全てを捧げ自分の時間を削ってこそ社会人という悪習はそう変わらない」(39歳)
「日本の悪い慣習であり、人の意識の隅々まで残業することが染みついている。結局、『帰る時間』を基準に仕事をしているから朝早く来たことをみんな忘れがちになるから」(27歳)
「経営者(上司)が日が明るいうちに社員が帰宅することに納得するように思えないから」(38歳)
「どうせさらに他の仕事が回ってくるはずだから」(37歳)
「内勤の場合は減ると思うが、得意先が絡めば時間の融通がきかないから」(29歳)

●「減ると思う」派の意見
「朝型生活の方が頭が冴え、効率的に物事が進むと思うから」(31歳)
「朝はお客も少なく仕事がはかどりそう」(25歳)
「ラッシュに飲まれないようにできるので頑張るから」(38歳)
「すでにそういう試みで成功してる企業があるとテレビ番組で見た覚えがあるから」(37歳)
「午後の時間に費やす仕事の内容も早回しに対応することができるし、全体的な循環・作業における効率も良くなる。『仕事に追われる感覚』も減らすことが出来ると思う。海外でも作業効率、超過勤務の考え方から朝型勤務を取り入れているところも多い」(31歳)

「減らない」と答えた人からは、「減るどころか(残業が)増えるのでは」という声もあがる。「仕事量が減らない限り、時間だけズラしても労働時間が減るわけではない」という考え方は一理あるだろう。

一方、「減ると思う」派からは、「ラッシュを避けられる」「プライベートが充実する」ことを期待する声が目立つ。「朝のほうが仕事がはかどる(から結果的に労働時間を減らせる)」と考える人も。

では、実際に自分の勤務先で「朝型勤務」が導入されるとなったら、ビジネスマンたちの賛否はどちらのほうが多いだろうか?

〈もしも勤務先が「朝型勤務」を導入するなら賛成?反対?〉
・賛成 47.0%
・反対 53.0%

僅差ながら、「反対」派が多数。政府は、早めに仕事を終えて夕方からのプライベート時間を充実させることを“ゆう活”と名付けてPRしているが、会社員の警戒感は根強い様子。なにせこの手の話の場合は、政府や企業が発表する「成果」は信用できないもの。表向きだけで取り繕って、実は現場がしわ寄せを受けている…なんてのはよく聞く話。朝型勤務で本当に残業が減るならいいのだが…。
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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