名フォークグループで活躍のロニー・ギルバート、老衰のため死去

access_time create folderエンタメ
名フォークグループで活躍のロニー・ギルバート、老衰のため死去

 1950年代に活躍したフォーク・ミュージックの4人組、ザ・ウィーヴァーズのメンバーだったロニー・ギルバートが亡くなった。88歳だった。

 彼女の長年のパートナーだったドナ・コロンズによると、ギルバートはサンフランシスコ・ベイエリアのミルバレー郊外にある老人専用住宅地にて、老衰のため亡くなったという。

 伝説的フォークシンガーのピート・シーガーをはじめ、リー・ヘイズ、フレッド・ヘラーマンと共にザ・ウィーヴァーズで活躍したギルバートは、「Goodnight Irene」や「Tzena Tzena Tzena」、「On Top of Old Smokey」、「If I Had A Hammer」、「Kisses Sweeter Than Wine」、「Wimoweh」などのヒット曲を量産し、全米におけるフォーク・リバイバル・ブームの火付け役となった。

 同グループは広く人気を集めたものの、左翼的行動が反共産主義者たちに標的にされたマッカーシー時代(共産主義者たちが社会的に追放された)にはブラックリストに載せられ、レコーディングはもちろん、テレビやラジオ出演の他、多くのコンサート会場でパフォーマンスできなくなり、最終的には解散に追い込まれた。

 その後はシンガー、舞台女優、心理学者として1人でキャリアを追求し続けたギルバート。何年にもわたり“Ronnie Gilbert: A Radical Life in Song”と称したワンマン・ショーを行っており、その回顧録がこの秋、同名タイトルで出版される。

 彼女は娘のリサと30年来のパートナー、コロンズを残し旅立った。

関連記事リンク(外部サイト)

サラ・オレイン & ウィーン少年合唱団。史上最強のピュア・ヴォイスのコラボが実現
ストーンズ初来日から25年、ミック・ジャガーが日本語でメッセージを公開
シルク・ドゥ・ソレイユ日本公演最新作『トーテム』が2016年開催決定

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 名フォークグループで活躍のロニー・ギルバート、老衰のため死去
access_time create folderエンタメ

Billboard JAPAN

国内唯一の総合シングルチャート“JAPAN HOT100”を発表。国内外のオリジナルエンタメニュースやアーティストインタビューをお届け中!

ウェブサイト: http://www.billboard-japan.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。