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女子W杯が面白くなる10問10答

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なでしこジャパンが激闘の末にアメリカを下し、女子サッカー世界一に輝いたのは記憶に新しい。あれから4年、彼女たちが前回王者として迎える女子ワールドカップが6月7日(日本時間)に開幕する。そこで、女子ワールドカップ観戦がさらに面白くなる10問10答をご紹介しよう。

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お答えいただいたのは、澤穂希らとともにワールドカップにも出場した経験のある、元日本代表の小林弥生さん。今大会で解説者としてもデビューする彼女に指南してもらった。

Q1 なでしこジャパンの実力は、男子と比べるとどのレベル?
A1 男子高校生のトップレベル
「ボールを回す基本技術に関しては、なでしこジャパンのほうが上だと思います。でも、スピードや身体能力では男子選手にかなわないから、ゴールに向かって蹴りこまれ、“用意ドン!”になるとやられてしまう。だから、男子と練習試合をする時は、フリーで蹴らせない、予測して先に下がる、といった戦術面が大事になります」

Q2 澤穂希選手は、男子でいうとどれぐらい凄い存在なの?
A2 メッシやクリスチアーノ・ロナウド
「前回のワールドカップではMVP&得点王に輝いて、12年にはメッシとともに世界最優秀選手にも輝きました。それに今回でワールドカップ6大会連続出場になるんですけど、それって男女合わせて史上初めてのことなんです」

Q3 男子はドイツ、ブラジル、スペインなどが強豪だけど、女子はどこの国が強い?
A3 アメリカ、ドイツ、フランス、そして、なでしこジャパン!
「この4チームが世界ランキングの上位4チームで、今大会の優勝候補。アメリカは昔からずっと強くて、第1回ワールドカップから前回の第6回までに優勝2回、準優勝1回、3位3回という好成績を収めています」

Q4 女子ワールドカップ出場国は何カ国?
A4 女子は24カ国、男子は32カ国。
「女子は前回、16チームでしたから、8チーム増えました。それによって新興勢力が出てきましたね。エクアドル、コスタリカ、カメルーン、コートジボワールがどんなサッカーをするのか分かりません。アジア枠も3から5に増え、タイが初出場します」

Q5 なでしこジャパンの監督は男性だけど、女子が男子チームの監督にはなれないの?
A5 なれます
「日本サッカー協会公認のS級ライセンスを持っていればOK。女子では現在、4人が取得されています。でも、実績がモノを言う世界ですから、女性が男子のプロチームの監督を務めるのは難しいかもしれません」

Q6 女子サッカーと男子サッカー、違いはあるの?
A6 最も違うのは、キック力
「コートのサイズやルールは全部一緒。そのなかで違いが最も出るのはキック力です。男子は一発でサイドチェンジできますが、女子はパワーが足りないので難しい。だから、コンパクトな陣形にして細かなパスをつないで崩していく傾向があります。前回のワールドカップで、なでしこジャパンが賞賛されたのが、このスタイルでした」

Q7 試合のとき、化粧をしたり、アクセサリーや香水を付けたりするの?
A7 アクセサリーは×、化粧や香水は○
「アクセサリーはルールで禁止されていますが、香水、ネイル、化粧は自由です。私は化粧をしていましたが、すっぴんの選手もいます。試合の日は髪を編み込んだりして気合を入れる選手も。ハーフタイムには最初の5分ぐらい着替えの時間を作っていて、男性スタッフは外に出ています。でも、男性スタッフが入ってきても、スポーツブラでウロウロしている選手もいます」

Q8 ワールドカップの優勝賞金は?
A8 女子200万ドル、男子3500万ドル
「男子のほうが歴史があるし、放映権料やスポンサー料も莫大な額なので、優勝賞金がケタ違いなのは当然ですね。でも、女子の優勝賞金も前回の倍になったんです。こんなところでも女子ワールドカップが拡大しているのが分かります」

Q9 女子サッカー選手の収入事情は?
A9 日本のプロ選手はほんのひと握り
「日本のプロ選手は代表クラスのほんのひと握り。残りの選手は学生だったり、他の仕事やアルバイトで生計を立てています。私も18歳から引退した昨年までの15年間、接骨院で事務をしていました」

Q10 女子サッカー選手の引退後のキャリアは?
A10 いろいろ。でも、セカンドキャリアは前向き
「指導者になる人が増えてきたし、家庭に入る人も多い。現役時代に兼業していた職場でそのまま働く人もいるし、整骨院を開業した人、フットサル選手に転身した人もいます。男子はプロ契約なので続けたいのに辞めざるを得ない場合が多いですが、女子はプロではないので引き際を自分で決められることが多いです。私も昨年、自分の意思で引退を決めました。だから、女子のほうが次の準備ができるし、第一歩を前向きに踏み出せるような気がします」

なでしこジャパンの初戦は6月9日のスイス戦だ。澤を筆頭に、宮間あや、川澄奈穂美、大儀見優季、岩清水梓ら前回の主力はみんな健在で、チームとしての成熟度は増している。連覇を目指す彼女たちの戦いに注目したい。
(飯尾篤史)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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