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2000人以上にインタビューした著者が思う”一流”とは?~マガジンハウス担当者の今推し本『一流の女が私だけに教えてくれたこと』

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こんにちは、マガジンハウスです。雑誌には欠かせない、インタビュー記事。マガジンハウスの雑誌にも毎号たくさん掲載されていますが、これを目当てで買われる方も多いのではないでしょうか。憧れの有名人が身近に感じられたり、格言だらけのコメントにさすがと感動したり…。いいですよね!(インタビュー好き)
今回おすすめする本には、女優やアーティスト、社長といった人へのインタビューや交流にまつわるエピソードと、それらを通して学んだことが記されています。著者の森綾さんは、これまで2000人以上にインタビューをしてきたお方。その2000人から選りすぐられた”一流の女”29人(28組)は、黒柳徹子さん、加藤登紀子さん、黒木瞳さん、鈴木保奈美さん、山田詠美さん…あとは本でご確認ください! 今日はそんな森さんに直接、お話を伺うことができました~。

―――森さん、こんにちは! ”一流”考、とても興味深く読みました。そして一流は遠いとも思いました(涙)。それはさておき、20年以上、2000人以上の膨大なインタビューの中から、このラインナップに絞り込むのは大変だったと思いますが、何か基準がおありだったんですか?

森 「これは私の勝手な錯覚かもしれないのですが、その人の本質が見えたり、分かり合えた人。また、何度も会うことができたり深いお話ができた人でしょうか」

―――それがこの29人であると?

森 「もちろん他にも載せたい方はたくさんいました。ただこの本は、読んだ人の”役に立つ”というテーマがあったので、その役立つための結論が同じになることってありますよね。そういうエピソードは、泣く泣く省いたんです」

―――インタビュアーと取材対象者という間柄で、分かり合えるようにまでなる相手というのは、やはり初対面から違いますか? ビビッと婚(古い)的な。

森 「それが、そうでもないんですよ(笑)。それほど盛り上がらなかったけれど、次回からご指名していただいて、回を重ねるたびに距離感が縮まることもあります。だから、初めての取材で会った方について、”態度がイマイチだった”などとぼやくインタビュアーもいますが、先入観はよくない(笑)」

―――でも、初対面がイマイチにも関わらず、次の取材にも森さんを指名されたというのは、何か響くものがあったんじゃないですか?

森 「うーん、なんというか、私が駆け出しの頃は、ライターの立ち位置が低かったんですよ。インタビュー取材の現場でも、撮影スタッフや編集者に比べて、常にアウェイ感があった。だからこそ、書いたことで評価される仕事だと思ってました」

―――森さんをご指名をされる方は、記事を読んでビビッときたんですね。

森 「ビビッときたかどうかはわかりませんが、掲載前に行う、文章チェックのやりとりも重要になってきますね。
必ずしも、取材現場の印象だけではないんです」

―――そうなってくると、例えば、インタビュー中はノリが悪いように見えたのに、記事はとっても気に入ってもらえた、なんて逆転ホームランもあるわけですね!

森 「ええ、ライター冥利に尽きます(笑)」

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ふんわりとした柔らかい印象の森さん。これなら思わず何でも話してしまいそうですが…。

―――ところで、この本は女性のエピソードのみを紹介していますが、インタビュー対象としては男女で違いはあるんですか?

森 「女性のほうがインタビュー内容は面白いですね(笑)。というのも、男性に比べて早い年代で、人生に変化がある。結婚、離婚、出産…決断の回数が多いですよね」

―――確かに、特に表舞台で働く女性は、何も変わらないで続けるのは難しそう。一方で、もし男性だけで本を作るとしたら、どのようなテーマにされますか?

森 「男性は…人としての魅力を掘り下げたいかな。そして日本の男はこうあってほしい、という方ばかりを紹介して、新しいダンディズムを見出したいですね。今までお会いした中で印象的だったのは、○○さんなんですが、彼からもご指名をいただきインタビューをして…」

―――ぎゃーー彼、素敵ですよね! あんな方から指名がくるなんて羨ましい。インタビュアーとして信頼されて、支持されてるんですね。森さんご自身は、その理由をどう分析してますか? 何かコツは?

森 「コツというか、私、あまり質問しないんですよ(笑)」

―――インタビューなのに(笑)。

森 「そう。その人の呼吸に合わせるというか…。私は学生の頃、いわゆる女子大生DJ(注:知らない人は検索してネ)だったんですが、チャラチャラしたイメージとは真逆の、本当に厳しい現場だったんです。話し方はもちろん、人に対する態度にも始終ダメ出しされて…」

―――そこで鍛えられたからこそ、今の名インタビュアーとしての森さんがあるんですね。

森 「はい、その当時のスタッフの方とは今でも付き合いがあります。いい経験でした」

―――この本では、一流の方々から森さんが学ばれたことが、「今日の私にできること」としてコラムにまとめられています。この中のひとつ、「やばい、かわいい、あざっすなど、安易に使わない」という章は耳が痛かったです。

森 「TPOだとは思うんですが、最近だと40歳ぐらいの大人の方でも”あざっす!”なんて言いますよね(笑)。そこを丁寧にするとひとつ格が上がる」

―――マジ超気ぃ付けまーっす。…というのは冗談ですが、格が上がるというのはなかなか深いですね。

森 「あのね、女の人は大事にされたほうが得ですよ」

―――ぎゃおん!

森 「この本でご紹介したみなさんは、優しく、気配りができる方ばかりでしたが、もうひとつ、人からも大事にされているという共通点がありました。そういった、優れた人の優れたところを残しておかないと、と書いた本です」

―――大事にされる女…掌に書いておきます! 森さん、今日はありがとうございました!

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白いコーディネートの森さん。悩んだら白シャツ。その理由は本を読んでね!

今週の推し本

『一流の女(ひと)が私だけに教えてくれたこと』(森 綾 著)
ジャンル : エッセイ
ISBN : 9784838727544
定価 : 1,296円 (税込)
発売 : 2015.06.06
[http://magazineworld.jp/books/paper/2754/]

梅田 蔦屋書店にて、著者の森綾さんによるトーク&ワークショップ開催決定!

日時:7/27(月) 19:00~21:00(開場:18:40予定)
場所:大阪・梅田 蔦屋書店4thラウンジ
詳細はこちらまで↓
http://real.tsite.jp/umeda/event/2015/07/post-16.html[リンク]

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