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象たちと一緒に川遊び!象使いになるよりENPを選ぶべき理由

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Photo credit: Letizia Guarini「象の上に乗るんじゃない!一週間象たちと一緒に過ごした

TRiPORTライターのレティです。

タイの象徴であり、外国人観光客の興味を惹く象。しかし、実際にタイには何頭残っていると思いますか? 実は現在3~4000頭ほどしか存在していません。その半分は観光業で使われ、残りの半分は国立公園に生息しています。

タイを訪れるとき「象に乗るぞ!」とわくわくする人も少なくないでしょう。しかし「人気の「象使いライセンス」取得の裏に潜む事実を知っていますか?」にも書いたように、観光業で使われている象は小さいときから虐待されながら訓練を受けており、乗るべきではありません。また、象乗りだけではなく、絵を描く象やパフォーマンスする象についても同じことが言えます。ではタイで象と触れ合いたい場合はどうすればいいのでしょうか?

ENPとは?

タイ北部にあるチェンマイまで足を運べば、障害を与えずに象と触れ合うチャンスがあります。象に乗る(Elephant trekking)のではなく、象と一緒に歩く(Elephant walking)サービスを提供する施設が徐々に増えてきているのです。90年代に成立された「Elephant Nature Park」(以下ENP)はそのうちの一つです。

Photo credit: Letizia Guarini「象の上に乗るんじゃない!一週間象たちと一緒に過ごした」

ENPの成立者Lekさんが象たちとはしゃぐ Photo credit: Letizia Guarini「象の上に乗るんじゃない!一週間象たちと一緒に過ごした

チェンマイから1時間ほど離れた場所にあるこの施設には現在15頭ほどの象が生息しています。施設で生まれた二人の赤ちゃん以外は全て観光業や違法伐採業で怪我した象であり、足や目が不自由だったり、精神的なダメージを受けていることもあります。

障害を負ってここにレスキューされた象たちは、自分の象使い(mahout)と一緒にENPに移住し、他の象たちと一緒に群れをなして生息することができます。毎日必要な食べ物(200~300キロ/1頭)と水(100~200リトル/1頭)はもちろん、治療も受けることができます。歩きたいときだけ歩き、川に入りたいときだけ川で遊ぶ。寝る時間(およそ5時間)だけシェルターの中に入って鎖がつけられますが、それ以外の時間は自由に公園内で過ごすことができます。

Photo credit: Letizia Guarini「象の上に乗るんじゃない!一週間象たちと一緒に過ごした」

Photo credit: Letizia Guarini「象の上に乗るんじゃない!一週間象たちと一緒に過ごした

象と一緒に川遊び

基本的にENPは虐待されていた象たちに安らぎを与える場所となっているので、観光客が勝手に象に乗ったり、触ったりすることはできません。触れ合いたい人はプログラムに参加しましょう。

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