アニメもマンガも芸術なんです!『第14回文化庁メディア芸術祭』はアートの領域が広すぎました

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『孤高の人』坂本眞一/原案・新田 次郎著『孤高の人』 (C)坂本眞一/原案・新田次郎著『孤高の人』/集英社

写真:『孤高の人』坂本眞一/原案・新田 次郎著『孤高の人』 (C)坂本眞一/原案・新田次郎著『孤高の人』/集英社

第14回文化庁メディア芸術祭の受賞作品展が、東京・六本木の国立新美術館で開催中です。 同芸術祭は、アート/エンターテインメント/アニメーション/マンガの4つの部門にわかれ、応募作品の中から、各部門ごとに入選した作品が展示されています。

芸術祭に展示されている「作品」とひとことで言っても、その内容は多種多様。 たとえば、病気が原因で体が麻痺してしまい身体を動かすことのできないアーティストのために作られた眼球の動きだけで絵が描ける、という”技術”にカテゴライズされてもおかしくない「作品」が「アート部門」の優秀賞として表彰されています。

さらにエンターテインメント部門となると「作品」の領域がまた変わってきます。ウェブサイトで展開されているサービス、ミュージックビデオ、ゲーム、アプリとやはり多彩です。 このような多岐にわたるカテゴリの作品に加え、アニメーション部門、マンガ部門があります。

アニメーション部門では、絵コンテの展示、各コーナーで映像の一部を流しているほか、会場で無料上映が行われており、大賞を受賞した『四畳半神話大系』は、なんと全11話まとめての上映があります。

マンガ部門では、こんなサイズでマンガのコマを見たことがない、という拡大されたマンガの展示や、生原稿の展示があります。

部門ごととはいえ、これだけのものが同じフィールドで、「メディア芸術祭」という同一の中で展示されているということに、メディア芸術祭の評価軸の奥深さを感じます。また、アニメ、マンガに対する規制がどんどん厳しくなる今の日本で、アニメとマンガがアートに肩を並べていることは、数少ない明るいニュースだと個人的に思いました。

2月13日まで開催中なので、この週末、まだ予定のない方は足を運んでみてはいかがでしょうか? 入場は無料です。

第14回文化庁メディア芸術祭
主催:文化庁・国立新美術館・CG-ARTS 協会
http://plaza.bunka.go.jp/

※この記事はガジェ通一芸記者の「井福恵理」さんが取材・執筆しました。
●井福恵理さんプロフィール:節約に命をかける極貧フリーライター兼編集兼校正、たまに企画屋。貧乏につきお仕事大募集中! 仕事はやや硬派(?)なデジタル系が多いですが、中身はアニメ・ボカロ・東方・コスプレが好きなヌルヲタです。最近のストレス解消法は、岩盤ヨガ、アニソンのクラブイベントでヲタ芸を打つことです

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