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子育てを失敗させる「固定観念」

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 子育てで悩む親が増えているといいます。今週発売の『AERA』6月8日号(朝日新聞出版)では、巻頭で「完璧すぎる親を目指さない」という特集を組み、「親」を取り巻くさまざまな問題をピックアップしています。

 では、「よい親」とは一体どんな存在なのか、今の「親」は一体何が悪いのでしょうか。新刊JPではこれまで特に「親」にまつわるさまざまな本を取り上げてきましたが、今回はその中でも「親子関係」にフォーカスし、「親」のあり方についてご紹介していきます。

■子どもに親の価値観を押し付けないことが大事
「子育て中のお母さん方の話を聞くと、我が子でありながら理解できないとか、特定の子をえこひいきしてしまうという方が多くて、親子の関係がとても難しくなっているのを強く感じました」

 こう新刊JPに語ってくれたのは絵本『杉の木の両親と松の木の子ども』(株式会社しちだ・教育研究所/刊)の原作者である弦本將裕さんです。
 弦本さんは、親子関係においては、親が強く、子が弱い存在であり、子は親の言うことに従わなければ生きてはいけないと指摘した上で、次のように訴えます。

「自分と異なるモノ…風貌だったり考え方だったりいろいろですが、それを受け入れるのは容易ではありません。個性を考える時に、『みんな自分と同じように考えるはずだ』という間違った固定観念が『否定』を生むのです。自分と他人は違うのだという前提に立たないと、コミュニケーションは成立しません」

 自分の考えを子どもに押しつければ押しつけるほど、子どもは自分の中にひきこもっていく。子どもの個性を否定しないことが何よりも大事だと弦本さんは考えています。

■子どもをいかにストレスから守ってあげるか
 『成功する子失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか』(ポール・タフ/著、 高山真由美/翻訳、英治出版/刊)では、子どもの「自制心」の発達に最も多くの影響を与えるのが幼少期のストレスだとした上で、幼児をストレスから守るためには、親子の間で、安定した愛情深い関係を築くことが大切だと述べます。
 子どもがストレスを受けたら、慰めたり抱きしめたり、話しかけたりして安心させましょう。そうすることで、子どものストレス対応力が上がるのです。安心できる親という「安全基地」を得た子どもは、自制心はもちろん、好奇心や自立心を持ち、障害にも上手に対処できるようになるといいます。

 子どもが言うことを聞いてくれないなど、悩んでしまいがちな親。また、周囲からのプレッシャーなども親を苦しめる一因となっています。
何より大事なのは「親子」という関係そのものをどのように築き上げていくべきかであるはず。今一度、「親子」という関係を考え直してもいいのかもしれません。
(新刊JP編集部)


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