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【今日の誕生日の作家は?】6月1日 佐多稲子(1904年)

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【今日の誕生日の作家は?】6月1日 佐多稲子(1904年)

 今日の誕生日の作家を紹介するこの連載。6月1日は『時に佇つ』などで知られる小説家、佐多稲子(1904〜1998)の誕生日です。
 佐多稲子は長崎市に生まれますが、11歳のときに突然一家で上京。学校を途中で辞めることになった佐多は、キャラメル工場で働き始めました。その後は料亭の小間使いや工場の内職などを経験し20歳で結婚するものの、翌年に夫と無理心中を図るなど波乱の人生をおくります。

 創作活動を始めたのは、給仕を勤めていたカフェーで中野重治らと出会ったのがきっかけでした。
 佐多は1928年に『キャラメル工場から』を発表し、プロレタリア文学の作家として文学の世界にデビューします。その後も『レストラン・洛陽』など優れた作品を世に出し続け、高い評価を受けています。中でも、『夏の栞―中野重治をおくる―』(1983年)はそのタイトルからも分かるとおり、佐多と親交の深かった中野に対する追悼書であり、毎日芸術賞・朝日賞を受賞しています。
 戦前から戦後の日本を生き抜いた女流作家、佐多稲子。これを機に彼女の作品に触れてみることをおすすめします。
(新刊JP編集部)


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