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【ライブレポート】アルカラ、ヒトリエ、QOOLAND、アンテナ出演「ダイスをころがせ3」開催

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【ライブレポート】アルカラ、ヒトリエ、QOOLAND、アンテナ出演「ダイスをころがせ3」開催

ホットスタッフがレコメンドする新人バンドと、彼らがリスペクトする先輩バンドがライブバトルを繰り広げる「HOT STUFF presents TUMBLING DICE ~ダイスをころがせ~」と、ニューカマーをピックアップした「Ruby Tuesday」。両イベントがタッグを組みながら展開されていくシリーズ企画のうち、「ダイスをころがせ」第3弾がアルカラ、ヒトリエ、QOOLAND、アンテナを迎え5月28日に恵比寿リキッドルームで開催された。

撮影:佐藤早苗(ライトサム)
オープニングアクトに登場したのは仙台発のロックバンド、アンテナ。うたを立たせたミドルナンバーでの幕開けも功を奏し、フロアの視線が一気にステージへ。渡辺諒(g&vo)のどことなく哀愁漂う歌声と心地よいテンポが場を馴染ませると、次曲では打って変わってどっしりした攻めのグルーヴを浴びせかけてきた。まるでサウンドで煽るかのようなステージが、この4人のバンド感を印象づける。MCでは“仙台といえばアンテナという存在になりたい”と地元愛に触れながら、ラストは“フェスに出たくてつくった”というナンバー「ブックメーカー」を披露。多くは初見のオーディエンスを前に、3曲15分という短さながらも、表情豊かなポップミュージックでその名と音をしっかりと刻んだ。

撮影:佐藤早苗(ライトサム)
続いては、「あのイカれたヤツらが帰ってきた!」というナレーションSEに導かれてQOOLANDが登場。本イベント1回目のオープニングアクト、そして「Ruby Tuesday1」のメインアクトを経ての出演だけに、平井拓郎(vo&g)をはじめメンバーの気合いも十分。1曲目「勝つまでが戦争」から川﨑純(g)とのツインギターによるタッピングプレイや菅ひであき(b&cho&shout)のシャウトも冴えまくり、「熊とフナムシ」では振り付けをレクチャーするなど幾つもの見せ場をつくっていく。ゴリっとした音圧とポップな響きとの絶妙なバランス感覚はQOOLANDの持ち味か。まだ音源化されていない新曲「Shining Sherry」での合唱と、“最後は笑おうぜ!”との平井のMCとともに、タカギ皓平(ds)のカウントから始まったキラーチューン「ドグラマグラ」で起こった大合唱。ともに、フロアと一体となってライブの熱をつくっていくこのバンドの力量をまざまざと見せつけられた瞬間だった。

撮影:佐藤早苗(ライトサム)
「ダイスをころがすのは勝ちに行く時。勝ちに行くには皆さんを皆殺しにしなければなりません。死ぬ前に踊れ!」というMCのとおりフロアをダンスホールと化したのは、wowaka(vo&g)、シノダ(g&cho)、イガラシ(b)、ゆーまお(ds)からなる超絶技巧の4人組、ヒトリエ。1曲目は、性急なビートがもどかしさを綴った歌詞世界を加速させる「センスレス・ワンダー」。高低を行き来するwowakaの特徴的なボーカルも威力抜群で、新曲「トーキーダンス」や「5カウントハロー」と矢継ぎ早にダンスナンバーでたたみかける。なかでも初披露の新曲「モノカラー」ではサイケデリックなギター・フレーズが新機軸をみせるなど、7月に予定される新作への自信を随所に覗かせた4人。ラストは「インパーフェクション」から「踊るマネキン、唄う阿呆」を連打。ビートと音色、グルーヴで踊らせながら多彩なアプローチで攻め立てた。

撮影:西槇太一
イベントタイトルよろしく、転換BGMにローリング・ストーンズのナンバーが流れるなか、場内が暗転するとひと際大きな歓声が沸き起こった。この日のトリ、アルカラの登場だ。「おうさまと機関車」でスタートすると、田原和憲(g)、下上貴弘(b)、疋田武史(ds)によるキレ味鋭いプレイもさることながら、稲村太佑(vo&g)のハイテンションぶりにのっけから凄まじい熱気があふれ出した。イントロ遊びを交えながらも、衝動をドラマチックに展開するサウンドと歌声でオーディエンスを高揚させていく。グッと聴かせた7曲目「深海魚」を終えて、ようやくブレイク。と、堰を切ったかのように出演バンドいじりのほかおもしろMCで笑いをさそう。この辺りの技量も実に見事だ。その後は、「振り返れば奴が蹴り上げる」などふたたびヘビーでタフなカオティック・ワールドへ突入。本編最後は「10年前からある大切な曲を、時間がないのでショートバージョンで」と、カウントのみで終了というなんとも潔い『相対』短縮ver.で盛り上げた。アンコールではパンダの着ぐるみで現れた稲村が、またもひとしきりMC(滑り芸)を披露。そのまま「交差点(LUNA SEA ver.)」を高らかに歌い上げると、改めて競演バンドやスタッフへの感謝を伝え、ステージを後にした。自称“ロック界の奇行師”。その奇行に宿る全霊のパワーが、集まったロック・ファンの心を熱くした。

なお、「ホットスタッフはロックバンドを全力で応援します」というスローガンのもとに続くこのイベントシリーズ、次回開催となる「Ruby Tuesday 6」はアンテナ/カラスは真っ白/SHE’S/ヒグチアイを迎え7月7日・新宿LOFTにて行われる。注目のニューカマーを1000円(ドリンク代別)で体感できるチャンスにぜひ。

HOT STUFF presents TUMBLING DICE ~ダイスをころがせ~3
5月28日(木)LIQUIDROOM
<セットリスト>

アンテナ
M1 さよならの代わり
M2 サニーデイ
M3 ブックメーカー

QOOLAND
M1 勝つまでが戦争
M2 大切なお知らせ
M3 熊とフナムシ
M4 叫んでよ新宿
M5 さよならNEVADA
M6 Shining Sherry
M7 ドグラマグラ

ヒトリエ
M1 センスレス・ワンダー
M2 アンチテーゼ・ジャンクガール
M3 トーキーダンス
M4 るらるら
M5 5カウントハロー
M6 モノカラー
M7 インパーフェクション
M8 踊るマネキン、唄う阿呆

アルカラ
M1 おうさまと機関車
M2 カラ騒ぎの彼女
M3 アブノーマルが足りない
M4 チクショー
M5 マゾスティック檸檬爆弾
M6 シェイクスパイ
M7 深海魚
M8 振り返れば奴が蹴り上げる
M9 半径30cmの中を知らない
M10 相対
EN 交差点

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