ねぇ知ってる?巨人、阪神より歴史が深い!今年が90周年、メモリアルイヤーの東京六大学リーグ基礎知識

access_time create folderエンタメ


ねぇ知ってる?巨人、阪神より歴史が深い!今年が90周年、メモリアルイヤーの東京六大学リーグ基礎知識

 明日、5月30日から明治神宮野球場では、東京六大学野球・春季リーグの最終節、伝統の早慶戦(慶早戦)が開催される。今季の優勝は、この早稲田大と慶應義塾大の2校に絞られていて、このカードで早稲田大が1勝すれば6季ぶりの優勝。慶應義塾大が連勝し、両校が8勝3敗の勝ち点4で並んだ場合、6月1日に優勝決定戦が実施される。両校応援部による挑発ポスターがネット上で話題になるなど、盛り上がりは例年にも増して大きい。

 この東京六大学リーグ、いわゆる「六大学」は、連盟結成90周年というメモリアルイヤーにあたる。これほどの歴史を誇りながらも、近年は高校野球、プロ野球人気に押され、あまり実情を知らない、という人も多いだろう。そこで東京六大学リーグの基礎の基礎をおさらいしておこう。

◎キッカケは早慶戦

 実は「六大学」の歴史よりも早慶戦の方が歴史は古く、1903年に第1回の対抗戦が行われている。ただ、あまりの熱狂ぶりに両校応援団は一触即発状態となり、1906年から早慶戦は中断された。

 1914年、早稲田大、慶應義塾大に明治大を加えた三大学によるリーグ戦が発足。1917年には法政大が、1921年に立教大が参加し、五大学でのリーグ戦に発展した。ただ、この時点でも、まだ早慶戦は行われず、変則的なリーグ運用が行われていた。

 1925年に東京帝国大学(現東京大)が参加。そして秋季リーグからは早慶戦も再開されることになり、ここに東京六大学野球連盟として正式に発足した。

◎六大学のために造られた神宮球場

 六大学が開催されるのは明治神宮野球場だ。一般的には東京ヤクルトスワローズの本拠地として認知されているこの球場、実は建設にあたって尽力したのが東京六大学野球連盟だった。

 東京六大学野球連盟が建設費の一部を負担することによって、連盟が発足した翌1926年に完成。このため、神宮球場の優先使用権はプロ野球ではなく、東京六大学野球連盟が有している。

◎あの大スターも六大学出身

 今でこそ「人気」の面ではプロ野球、高校野球の後塵を拝している大学野球だが、かつては「人気」はもちろん、「実力」面においても日本のトップが六大学だった。

 そのため、あげればきりがないほど数多くのプロ野球選手を輩出している。中でも有名なのが“ミスター・プロ野球”こと、長嶋茂雄(立教大)だ。その他、星野仙一(明治大)、山本浩二(法政大)と、近年の日本代表監督は六大学出身者が多い。

 現在、メジャーリーグで活躍する日本人選手の中では、青木宣親、和田毅(ともに早稲田大)が東京六大学出身だ。

◎各大学の優勝回数は?

 昨年まで、戦争での中断期間を除くと、春・秋あわせて計171回のリーグ戦が行われている(※1シーズン制もの年もあり)。その優勝回数の内訳は以下の通りだ。

1位:法政大   44回
2位:早稲田大  43回
3位:明治大   37回
4位:慶應義塾大 34回
5位:立教大   12回
6位:東京大   0回

 今回の早慶戦を制して、早稲田大が歴代1位に並ぶのか? 一方で、慶應義塾大が優勝するには3連勝しかない。昨年の春に続いて、春2連覇となる大逆転優勝を成し遂げられるか? 注目の早慶戦は5月30日(土)、31日(日)ともに13時プレイボールだ。

 『週刊野球太郎』では、『プロ野球格差対決2015』と題し、体格差、年棒差、出身地、境遇といった、さまざまな格差対決を特集! 雄平vs.新井貴浩、三浦大輔vs.松中信彦、西川遥輝vs.石川雄洋……これらは一体、どんな格差対決でしょうか!?

 『高校野球&ドラフト候補選手名鑑』では、センバツ優勝の敦賀気比、準優勝の東海大四へ独占野球部訪問しました。

※リンクが表示されない場合は、http://yakyutaro.jp/をコピーしてアクセスしてください。
※『週刊野球太郎』と『高校野球&ドラフト候補選手名鑑』は、auスマートパス、Softbank、ドコモSPモードに対応しています。

■関連リンク
山田哲人はどうなる!? 「交流戦首位打者の呪い」を探ってみた
交流戦で流れを変えたい!球団創設80周年の阪神が巻き返すには?
費用対効果バツグン! 首位を走るDeNAがもっと讃えられてもいい理由

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. ねぇ知ってる?巨人、阪神より歴史が深い!今年が90周年、メモリアルイヤーの東京六大学リーグ基礎知識
access_time create folderエンタメ
local_offer

Scoopie News

気になる話題を独自の視点でお届けするニュースメディア

ウェブサイト: http://jp.news.gree.net/media/scoopie-news

TwitterID: GREE_news_jp

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。