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猫の一家にもてなされる喫茶店 店長代理猫はたまに灰皿落とす

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 新宿御苑からほど近いビルの2階に、猫の一家にもてなされつつ紅茶を楽しめる喫茶店「ディー・カッツェ」がある。

 父親の名は、ケーニッヒ。ドイツ語で国王という意味である。母はクイーンで、娘は王女、息子がカイザー(皇帝)と高貴な名前を持つ彼らは、ゴージャスな長毛をなびかせて、優雅に店内を歩いている。

「ディー・カッツェの店長は父なんですが、持病のこともあって現在はぼくが店長代理としてお店に出ています」

 とカイザー。11才になる店長のケーニッヒは、アメリカンカール。クイーンはアメリカンカール系のミックスで、子供たちは両親のカールした耳と美しい毛並みを受け継いでいる。

「店内には食器やワインボトルなど割れ物もたくさんありますが、ぼくらはそれらを倒したりする不作法はしませんね。まぁ、ぼくはたまに灰皿を床に落としたりしますが…(笑い)」

 ドイツ語の「猫」(=カッツェ)を店名にしたこの店には猫の絵や写真、小物が飾られ、猫好きの憩いの場となっている。

「姉の王女が先に生まれたのでしばらくは姉が『子供店長』と呼ばれていました。でも、やはり長男のぼくが頑張らないとね」

 そう言って窓辺の指定席で外を眺める店長代理の表情には、店を背負って立つ自信と誇りがあふれていた。

〈カイザーのプロフィール〉
名前:カイザー ♂
年齢:5才
種類:猫(アメリカンカールMIX)
勤務先:ディー・カッツェ
職種:店長代理
主な仕事内容:お客さまのお出迎え、接客など。
お給料:キャットフード。
好きなこと:お客さまにかわいがってもらうこと。リードを付けての散歩。
嫌いなこと:誰にもかまってもらえない時間 。
現在の悩み:もっとお散歩に行きたいのに、たまにしか行けないこと。
将来の夢:世界中をなわばりにしたい。

※女性セブン2015年6月4日号


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