ガジェット通信 GetNews

見たことのないものを見に行こう

ドコモ回線も提供!「mineo」、マルチキャリアMVNOへ

DATE:
  • ガジェット通信 GetNewsを≫

ドコモ回線も提供!「mineo」、マルチキャリアMVNOへケイ・オプティコムは5月26日に新たな事業戦略の説明会を開催。従来のau回線だけでなく、新たにNTTドコモの回線も用いたサービスを9月より提供し、個人向けとしては日本初の“マルチキャリアMVNO”になることを明らかにしました。
説明会の冒頭、ケイ・オプティコム代表取締役社長である藤野隆雄氏は、mineo事業の現在の状況について説明しました。mineoはユーザーの選択肢を広げるため、あえてau回線を採用した初のMVNOとして展開してきたとのこと。

ドコモ回線も提供!「mineo」、マルチキャリアMVNOへ

mineoは順調にサービスを拡大し、サービス開始から約1年で7万もの会員を獲得。ユーザーの構成も最近は女性が2割を占めるようになったほか、地域別でも、知名度の高い関西より関東のユーザーが上回るなど、拡大傾向が見られます。最近はプランに関しても、データ通信専用の「シングル」を、音声通話機能付きの「デュアル」が上回るようになり、MNPによるスマートフォンユーザーの拡大が進んでいるのを見て取ることができます。

ドコモ回線も提供!「mineo」、マルチキャリアMVNOへ

そのmineoの新しいチャレンジとして、今回発表がなされたのが、au回線に加え、9月より新たにNTTドコモの回線も提供し、“マルチキャリアMVNO”となることです。

藤野氏は、5月に実施されたSIMロック解除義務化の理想を実現するには、まだ課題が山積していると説明しています。その大きな理由の1つが、キャリアによって採用する通信方式が違っていること。

ドコモ回線も提供!「mineo」、マルチキャリアMVNOへ

NTTドコモとソフトバンクモバイルの通信方式自体は同じですが、auは3Gの通信方式が異なります。そのため、SIMロック解除後も、auの端末で他キャリアのSIMを利用する、あるいはauのSIMを他キャリアの端末に挿入するなどした場合は、通信が利用できない、もしくは利用が大幅に制限されるなどの問題を抱えているのです。

mineoではこうした通信方式の問題を解消するべく、マルチキャリア化にチャレンジしたそうです。サービス開始当初は、現状のau回線用の料金プランとは別に、NTTドコモ回線用の料金プランを設けて個別に契約する形をとりますが、両回線のプラン変更は安価な料金で可能にするとのこと。ただしNTTドコモの回線を用いたプランの料金は、auと同等の価格にするか、接続料の違いを考慮した価格にするか、現在検討中とのことでした。

ドコモ回線も提供!「mineo」、マルチキャリアMVNOへ

ちなみに、現在mineoで提供されている「パケットシェア」や「パケットギフト」の仕組みも、au、NTTドコモどちらの回線を用いた場合も適用されるとのこと。家族で利用する回線の種類が違っていても、同じmineoユーザー同士であれば従来通りのサービスが利用できるのは、大きなポイントといえるでしょう。将来的には、1枚のSIMでその場所に応じた最適なエリアやネットワークを選ぶ仕組みを整えたいと、藤野氏は話しています。

 

 

ドコモ回線も提供!「mineo」、マルチキャリアMVNOへ

 mineoはマルチキャリア化以外にも、今後新サービスの提供や、サービス内容変更を実施していくとのこと。1つは最低利用期間と解約清算金の変更で、従来12ヵ月以内に解約すると9,500円支払う必要があったのが、7月以降は契約期間に関係なく、解約精算金が0円になるようです。その代わり、12ヵ月以内にMNPで転出する場合は、従来より高額となる11,500円の解約清算金に。

ドコモ回線も提供!「mineo」、マルチキャリアMVNOへ

他にも新たなサービスとして、海外渡航者に向け、海外200カ国で利用できるプリペイドSIMを9月から提供することや、訪日外国人向けプリペイドSIMを10月より提供すること、そして法人向けのサービスを提供開始(au回線は7月、NTTドコモ回線は12月より開始)することなどが発表されました。また接客窓口の強化に向け、JR大阪駅前のグランフロント大坂に、7月中旬よりアンテナショップを設立することなども明らかにしています。

NTTドコモ回線の提供によって、マルチキャリアの利便性はもちろんですが、mineoの最大の懸念事項でもあった、iOS8以降をインストールしたiPhone・iPadで通信が利用できないという問題が解消できることから、加入者獲得に向けて大きな弾みがつくものと予想されます。藤野氏は「今年はiOSに関する問題もあって、目標の10万契約に届かなかった。1年後には27万契約を目指す」と話しており、マルチキャリア化でその目標が達成できるか注目されるところでです。

(文・佐野正弘)

カテゴリー : デジタル・IT タグ :
SIM通の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。