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【歴史マニアの女医コラム】クレオパトラは本当に蛇の毒で自殺したのか! 違う死因の可能性アリ

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こんにちは! 歴史好き女医の馬渕まりです。専門は代謝内科。脂質異常症や糖尿病などの生活習慣病が得意分野です。

突然ですが、皆さんは、美人と聞くと誰を思い浮かべます? 高飛車で行き遅れて野たれ死んだといわれる『小野小町』でしょうか。それともものすごい腋臭だった『楊貴妃』かな。今回のテーマはこのお2人でなく、世界的に美人の代名詞として知られる『クレオパトラ』の『死因』にスポットを当ててみました。

・お色気美人が寝具の中から出てきたら?
まずクレオパトラについて簡単に説明しますね。クレオパトラ(7世)はエジプトの女王です。親ローマ派だった父王の死後、自分の弟と結婚してエジプトを共同統治します。が、ローマ派のクレオパトラとローマからの独立を標榜する弟王は仲違いを起こして、内戦が勃発。

ローマとの同盟こそがエジプトの生き残る道だと考えたクレオパトラは同国の権力者と“良い仲”になりまくります。まず小ポンペイウス。ここはあまり面白みがないので割愛。

続いてポンペイウスの討伐でエジプトに来たカエサル。弟王と内戦中であったため王宮に入ることが難しかったクレオパトラは【カエサルの贈り物】として寝具袋に身を隠し、彼の元へと赴きました。

贈り物の寝具の中から美人の女王様が出てくるなんて凄いシチュエーションですよね!
この作戦でカエサルはあえなく(恋愛的に)陥落。クレオパトラはカエサルの愛人になります。

・カエサルのお次はアントニウス! 3人の子を生む
カエサルの力を借りて弟(と妹)を倒したクレオパトラは別の弟と再婚。しかし、ここでクレオパトラは愛人カエサルの子供を産むのです。

この後、権力を持ちすぎたカエサルは独裁をおそれた勢力に暗殺され、その死後、ローマではカエサル派の3人(名前はめんどくさいからパス)が実権を持ち三頭政治を行いました。3人は政敵である共和政派の重鎮を粛清していきます。

カエサル暗殺の首謀者ブルトゥスも彼らと戦い敗れるのですが、このときクレオパトラはブルトゥス勢力を支援しておりました。ピンチ。彼女は三頭政治の1人・アントニウスに呼び出されてしまいます。この危機を彼女はどうやって乗り切ったのか?

って、武器は一つしかありませんよね♪ クレオパトラは【女神のように着飾り、香を焚いて色気ムンムンでアントニウスの元へ】赴きます。はい、彼も陥落です。というか、2人は3人の子をもうけるのです。

その後は色々ありまして、クレオパトラに肩入れしすぎたアントニウスはローマ市民に嫌われ、オクタウィアヌスとの戦いに敗北。このときクレオパトラが死んだとの誤報を聞き自害してしまいます。そして彼女もオクタウィアヌスに屈することを拒み、自らの命を絶つのですが・・・。

ここで本題です♪ クレオパトラはコブラに胸を噛ませ自殺したと伝えられます。けど、そんな計算通りに自殺できるものか。皆さん、疑問はありません?

私が『蛇にかまれた人を診察した経験はない』ことをご了承くださいね♪

・自殺に使われたアスプコブラは神経毒
一口にヘビと言いましても、ハブとコブラでは毒の種類が全く異なります。神経毒と出血毒、血液凝固毒、筋肉毒に大別されるのですが、クレオパトラが自殺に使ったとされる『アスプコブラ』は『神経毒』です。

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