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着メロ事業から大転換! 「位置ゲーム」はモバイルファクトリーの新たな成長基盤

着メロ事業から大転換! 「位置ゲーム」はモバイルファクトリーの新たな成長基盤

東京・五反田にオフィスを構えるモバイルファクトリーは、ソーシャルアプリの企画開発を行う会社。今年3月に東証マザーズに上場し、最近はGoogleの「イングレス」などで注目される「位置情報連動型ゲーム」の分野で売り上げを伸ばしている。

2011年にリリースした「駅奪取」を始め、「ステーションメモリーズ!」など3タイトルを運営しているが、ガラケー時代には「着メロ」事業が収益の柱だったという。事業シフトはどのように行われたのか、広報の阿部愛実さんにレポートしてもらった。
事業撤退の直前で会社を救った「社内ベンチャー」

2001年設立の当社は、携帯電話向け「着メロサービス」を主な事業として成長してきました。2010年ごろにモバゲーとグリーがプラットフォームのオープン化を発表すると、新しい収益の柱を求めてソーシャルゲーム事業への参入を決断します。

当初から激戦が予測されていた市場へのゼロからの参入となりましたが、他社が数百万ユーザーのヒットコンテンツを生み出す中、当社は売上の伸び悩みに陥ります。事業の撤退が真剣に検討されようとしていました。

そんな状況を打破すべく、社内ベンチャー制度「MF-SAT」が立ち上がります。半年間限定で特別編成チームを設け、事業やサービスを立案し実施するものです。独立採算制で原則として経営陣の干渉は受けず、サービス開発に集中します。

社内審査の結果、2011年1月にエンジニア2名のプロジェクトが発足しました。彼らが新規サービスの参考にしたのは、同僚が2002年から個人で運営していた「日本縦断アンテナ奪取」というゲームでした。

このゲームは、携帯電話キャリア基地局の場所に行って、アンテナを取り合うもの。昔からある陣取りゲームやスタンプラリーの要素があり、「こういったシンプルで原始的な面白さをウェブ上で実現したい」というコンセプトで企画を開始しました。
企業や自治体と「O2O分野」の取り組みで連携

プロジェクト開始から3か月後、ユーザー同士で駅を奪い合う当社初めての位置ゲーム「駅奪取」をGREEで配信開始。しかしGREEでは位置ゲームを求めるユーザーが少なく、売り上げが思うようについていかない状況がここでも続きました。

撤退期限が目前に迫る中、最後の施策として11年12月にオープン化が決まっていたコロプラへ、「駅奪取PLUS」としてサービス提供を開始。幸いコロプラユーザーに受け入れられ、当社主力ゲームへと成長しました。

14年6月には、より駅を収集する楽しさを追求してスマートフォンに適したデザイン設計を施した「ステーションメモリーズ!」(通称:駅メモ!)をリリース。同年11月にはフジテレビとの協業で、ネイティブアプリとしての展開もスタートしています。

現在は企業や自治体と積極的にコラボし、オンラインからオフラインへと利用者を誘導するO2O(Online to Offline)プロモーションなどで当社の位置ゲームを使い、ユーザーに現地へ出向いてもらう取り組みを行っています。

今年4月下旬には、TSUTAYAなどTカード加盟店の実店舗と連動したO2O型位置情報ゲーム「にゃんこプレジデンッ!」の共同運営を開始。5月から11月末まで、東武鉄道との共催で「開運!パワースポット モバイルスタンプラリー」を開催中です。
残業抑制や福利厚生の施策に工夫

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