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空のF1・エアレース 最高時速でミスすれば0.1秒で地面激突

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 最高時速370kmで小型プロペラ機が疾駆する世界最速のレース。「空のF1」と呼ばれるレッドブル・エアレースが、5月16、17日、千葉県の幕張海浜公園を舞台に日本で初めて開催された。パイロット14名の中には、2003年にスタートした大会で唯一の日本人となる室屋義秀(42)の姿も。

「レースでは地上15mほどを飛びます。仮に最高時速で操縦ミスをすれば、0.1秒で地面に激突です」(室屋)

 2008年に大会出場のライセンスを取得した室屋は、福島県のふくしまスカイパークを拠点に訓練を積んでいる。走り込み、筋力や呼吸法のトレーニングのほか、アクロバティックな飛行を何度も行ない、最大10Gの荷重に耐える身体を作る。

 これまで飛行中にコクピットのカバーが吹き飛ぶなど予測不能なトラブルを経験しながらも、世界一を夢見て挑戦を続ける。

「今大会のために新たな機体を用意したのですが、整備が遅れてしまい実はヒヤヒヤしました(笑い)」

 また台風の影響で予定が狂い、会場入りしたのは3日遅れの本番2日前。トラブル続きの中で挑んだ今大会。14選手中で最速のタイムも記録したが、最大荷重が規定の10Gを超えたため、残念ながら失格となった。

 今シーズンは残り6戦。「日本人初優勝」を目指す男の戦いは続く──。

※週刊ポスト2015年6月5日号


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