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「グループ面接」では隣の発言者を凝視して、これ見よがしに頷く必要はありません

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ネット上で「グループ面接が苦手なんです…」という悩みの相談をよく見かけます。私のツイッターにも同様の相談がきたことも一度や二度ではありません。

ただ、採用担当者としては、面接がグループであろうと個人であろうと、意識していることに大きな違いはありません。本当なら一人ひとりと個人面接をしたいのですが、時間が足りないため、やむを得ずグループ面接をしているだけに過ぎないのです。(文:河合浩司)
学生は「学校のマナーで教えられた」と言うが

しかし、グループ面接を苦手とする就活生は存在するわけですから、そこには何らかの要因があります。彼らの話を聞いていると、グループ面接ならではある事実が影響しているように思われます。それはわざわざ言うまでもないような当り前の事実ですが、「他の就活生が同席していること」です。

他の就活生が同時に面接に臨むことにより、「自分が話さなくていい時間」が発生します。話すのは質問されている就活生だけですから、他の人が話している間は話す必要がなくなってしまうのです。

このとき気を付けてもらいたいのは、自分が話す時間が終わったからといって、気を抜かないことです。話が終わった途端に、無表情になって下を向いていたりキョロキョロしていたりすると、自分のことにしか興味がない人であるかのように見えてしまいます。

誰でも自分が話す時は、表情や姿勢などを意識していますが、話し終えた瞬間にスイッチが切れる人は少なくありません。かといって、隣の就活生が話している時に、その人を凝視するのは明らかに不自然です。しかし、毎年何人かは隣の就活生を凝視しながら、うなずきをし続ける人にお会いします。

それも、うなずきが会話の流れとは全く関係がないところでも繰り返されるので、話を聞いていないことは丸わかりで、不自然極まりないものです。このような就活生が1人は2人ではないのが採用現場で起きている現実です。
基本的には落ち着いて前を向いている方が好印象

一度、面接が終わった後に、少しだけ話をしたことがあります。

「誰かに『隣の人を見ろ』って、指導を受けたんですか?」
「はい、学校のマナー講習で教えられました」

そこで、その隣の人に、こう尋ねてみました。

「ずっと見られていましたけど、話しやすかったですか?」」
「…いえ、正直余計に緊張しました」」
「そりゃそうだよね。不必要に人を緊張させる方がマナー違反だよね。これからは凝視なんてしない方がいいですよ」」

残念ながら、マナー講師の中にはこのような間違った指導をする人が存在するようです。このマナー違反は、なぜか女子大の方に多く見られます。大学名を見て「また、隣の人を凝視しなきゃいいけど…」と心配しながら学生を迎えることがありますが、その大学は今でもその指導を続けているようで、不自然な凝視とうなずきは今なお続いています。

確かに出席者が対等な関係にある会議などでは、隣の発言者に注目してうなずいても不思議ではないのですが、面接というのは「面接担当者」と「就活生」の対話ですから、基本的には落ち着いて前を向いている方が好印象です。

これも全ては「面接」という不自然な状況が生み出しているものです。「就活は茶番だ」と言われる所以でもあるでしょう。面接以外でお互いを知っていく、もっと良い方法を見つけたいものです。お互いのためにも。

あわせてよみたい:「当社は第一志望ですか?」という質問は面接担当者失格
 

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