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【若者の旅離れを考察】大学生は予想以上に追い込まれている?

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皆さんこんにちは、TRiPORTライターの厚海洋介です。

今、日本人(特に男性)は国外旅行に出ないと言われています。なぜ日本人は国外旅行に行かないのでしょうか? 今回私は、大学の友人達から様々な話を聞いて若者目線の意見を集め、考察してみることにしました。

大学生の意見とは?

今回意見を集めてみるまで、近頃の大学生は海外への関心が高く、強い憧れを持って海外旅行をしたいと思っている人が多いのではないかと考えていました。しかし、現実には「まぁいつか海外には行きたいけど今はまだいいかな」、「うーん、あんまり興味はないかな」という人がほとんどだったのです…!

その理由を聞いてみると「最近海外では日本人が巻き込まれる事故が多いし、観光地でもテロが起こってるし…」「根本的に海外へ行くメリットってなんだろう?」などという意見が多数を占めていました。女性からは「おしゃれだから行ってみたい」「ビーチに行きたい」などの意見もありましたが、やはり安全面を懸念する声は少なくありませんでした。

これらの意見を聞いて、国外旅行によく行くような人々は、きっとこのようなことはあまり考えずに飛び出していくんだろうなと感じました。行きたいと答えた人からは「日本だけじゃなく海外の空気を味わってみたい」「日本との違いをこの目で見たい」「何となく行ってみたい」といった意見が多く寄せられました。

私もどちらかというと行きたい側なので、独特な空気感の違いやその国々の生活様式を味わいたいと思っています。個人的な考えですが、もし旅をすることでプラスの面が大きいのならば、国や地方自治体、各種教育機関で海外へ行くことの楽しみや何が学べるのかということを教えるべきだと思います。なぜなら海外に関して知らないことのほうがまだまだ多く、人によっては未知の世界だと思っていることもあり、自分が動かなければ開かないドアであるからです。また、安全面への懸念以外にも、実際問題として金銭面や、言語の不安など、その他にも様々な弊害はあるのだと思います。

大学生の金銭事情

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OECD2013年

この図は縦軸が「大学の学費」、横軸が「奨学金がもらえる比率」。日本だけが突出して、高い学費を私費=家計で払っているという傾向に。

海外の情報の少なさという問題に加え、金銭面にも問題があるのではないでしょうか。上記の図からも日本の大学生の金銭的な余裕のなさが見て取れます。独立行政法人・日本学生支援機構(旧日本育英会)によると、2011年度の同機構の奨学金利用者は128万9000人。日本全国の大学生の数が290万人であり、大学や専門学校に通う学生の3人に1人が利用しているのです。これを見ると、いかに多くの学生がお金を借りて大学に行かなければならない状況なのかがわかります。この名前を変えた「学生ローン」を使わなくては大学に行けない人たちが多いという現状を見ると、海外旅行へ行くか行かないかということさえも考えない人が多いのではないでしょうか。

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時間はありそうだけど…

時間的な問題を考えれみると、金銭的な問題もあり、バイトをしなくてはいけない人も多いでしょう。きっとバイトに追われる生活の人もいるはず。それに、サークルや部活、ゼミなどで時間を取られることもあり、まとまった時間を海外旅行に使うことは難しいというのが現状なのかもしれません。

もしかしたら今の大学生は自然と旅もできないような状況に追い込まれているのかもしれませんね。自分の生活もままならないのに海外なんて行くわけがないというのが現状なのではないでしょうか? 教育費の国家的な援助が若者を外へと向かわせる第一歩なのだと思います。

若者の旅行離れはホントか?旅人世代間対話サミット[前編]
意識高い系旅人の魅力とは?旅人世代間対話サミット[後編]

(ライター:Atsumi Yosuke)

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