地震であわてないために、家庭で共有すべきこと

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地震であわてないために、家庭で共有すべきこと

 5月25日午後2時28分ごろ、茨城県南部で震度5弱(震源地は埼玉県北部)と、強い揺れを感じる地震があった。関東地方ではひさしぶりの強めの地震ということもあり、動揺した人も少なくなかったはず。首都直下型の地震はいつ起きても不思議ではないと言われていることを思い出して、あらためて、防災に対する意識を高めておきたいところだ。

 『防災かあさん』(みんなの防災部/著、羽鳥書店/刊)は、日頃の備え、災害時の行動から避難所生活まで、90問の多様なQ&Aで防災知識が網羅された防災ハンドブック。
 避難の際にエレベーターは使うべき? ケガをしたときの応急処置は? 火事が起きたときはどう逃げる? 等々、災害時の行動について隙間時間をつかってチェックすることができる。

 特に付録としてついている「防災かあさん家族防災宣言」いざという時の行動を家族間で共有する意味で、家の中の見えやすいいところに貼っておきたいところだ。

・「わが家の備品チェック」
・「避難バッグの中身チェック」
・「家、学校、仕事場まわりのリスク」
・「わが家の危ない場所」
・「避難所までの経路チェック」
・「家にとどまれない場合の最終集合場所」
・「帰宅困難のそれぞれの方針」
・「緊急時の連絡・安否確認方法」
・「家を離れる時に忘れずやっておくこと」
・「わが家の助けあいルール」

 これらの設問について話し合ってシートに書き込み、それを貼っておくだけでも、「自分たちは、どれだけ地震に備えられているか」が分かるはず。地震が起きたとき、まず心配になるのは家族だ。家族の行動範囲など、だいたいのことはお互いが把握しておいたほうがいい。
 災害時は、誰かに助けてもらいたくても助けてもらえないことも十分にありうる。だからこそ、普段からこうした状況でどう行動すればいいかを考えておく必要があるだろう。

 地震が起きることは確実な予想もできないし、避けることができないが、普段からの準備が被災後の食料の確保や家族の安否を決めると考えればやらない手はない。

 起きてから慌てても遅いのが地震であり天災。パニックにならないためにも、しっかりとした備えをしておきたいところだ。
(新刊JP編集部)


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