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レ軍で世界制覇時の上原 歴代ナンバーワンの安定感だった

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 MLBで非常に重視される投手の指標がある。「WHIP」と「K/BB」だ。「WHIP」は投手の安定感を示す数値で、1イニングあたりに何人の走者を出したかを示す。被安打数と与四球の合計を投球回で割って求める。「K/BB」は制球力を示す指標で、奪三振数を与四球の数で割って求める。守備や球場の影響を受けにくいため、運に左右されにくいデータとして重宝されている。
 
 この2つを見ると、ボストン・レッドソックスのクローザーとしてワールドシリーズを制覇した2013年シーズンの上原浩治がいかに信頼できる存在だったかが分かる。シーズンWHIPランキングでは歴代でダントツの1位(0.57)、シーズンK/BBランキングでも歴代8位(11.22)。

 ヤンキースの絶対的守護神だったマリアーノ・リベラに勝るとも劣らない数字だ。この年の上原はスプリットでストライクが自在に取れるほど制球力が安定しており、無駄な四球を与えることがほとんどなかった。絶大な信頼感は、数字にも表われていた。

■歴代MLB:シーズンWHIPランキング(左から順位、年度、投手名、主なチーム、WHIP)
1位 2013 上原浩治 レッドソックス 0.57
2位 1989 D.エカーズリー アスレチックス 0.606
3位 1990 D.エカーズリー アスレチックス 0.613
4位 2012 C.キンブレル ブレーブス 0.65
5位 2008 M.リベラ ヤンキース 0.67

※WHIP=(被安打+与四球)÷投球回    

■歴代MLB:シーズンK/BBランキング(左から順位、年度、投手名、主なチーム、K/BB)
1位 1882 B.ドーア カージナルス 34.00
2位 1879 F.ゴールドスミス ブルージェイズ 31.00
3位 1989 D.エカーズリー アスレチックス 18.33
4位 1990 D.エカーズリー アスレチックス 18.25
5位 2008 M.リベラ ヤンキース 12.83
6位 2010 E.ムヒカ パドレス 12.00
7位 2014 P.ヒューズ ツインズ     11.63
8位 2013 上原浩治 レッドソックス 11.22
9位 2014 S.ドゥーリトル アスレチックス 11.13
9位 2010 R.ベタンコート ロッキーズ 11.13

※K/BB=三振÷四球 50投球回以上の投手を対象

●協力/データスタジアム(2014年シーズン終了時のデータ)

※週刊ポスト2015年5月29日号


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