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映画「寄生獣」改変で物議 フィクションは放射性物質をいかに扱うべきか

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映画「寄生獣」改変で物議 フィクションは放射性物質をいかに扱うべきか

『寄生獣 完結編』/画像は公式Webサイトのスクリーンショットより
4月25日よりロードショー中の映画『寄生獣 完結編』の劇中で、原作漫画から改変され、当初から原作ファンなどから疑問の声が挙がり、専門家からの指摘によって改めて問題視されているラストの描写がある。

本作は、岩明均さんの伝説的漫画『寄生獣』を原作として、『永遠の0』や『ALWAYS 3丁目の夕日』などで知られる山崎貴監督をはじめ有名スタッフ陣が手がけており、映画の公式Webサイト上でも「日本最高の技術を持つ超一流の職人達と豪華キャストが陣が一堂に会して……」とうたわれている、実写映画版『寄生獣』2部作のうちのひとつ。

そんな、原作ファンや映画ファンの注目を集めている作品であるにも関わらず、どのような点で問題があるとされているのだろうか?

本記事では、問題点を取り上げる上で、重大なネタバレを含む事を了承いただきたい。

1人の原作ファンが声をあげ、多くの人々に問題提起する

原作と映画版の設定の違いは、様々な反応を持って受け入れられていたが、特に公開直後から指摘されていた部分について、放射線科医のPhilip K. AnzugさんがTwitter上で公開した製作スタッフ陣に向けた提言文により、改めて話題となった。

Philip K. Anzugさんは、物語の終盤に泉新一が後藤を倒す際の鉄骨の付着物に問題があることを指摘している。

原作では、不法投棄現場に落ちていた鉄骨を後藤に突き刺すと、鉄骨に付着していた有害化学物質が、彼にとって致命的な被害を与える描写がみられる。

一方の映画版では、鉄骨に付着していた放射性物質が原因となって後藤は倒されるという設定の改変がなされている。

また、付着物の改変にともない、劇中の背景に「放射性がれき受け入れ反対」の看板が写り込むなど、ゴミ処理場に受け入れられた瓦礫に大量の放射性物質が付着していたという体で描かれていることも指摘。

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