【テレビ】徹子の部屋の秘密…それはTV業界へのアンチテーゼ
2011.01.26 17:31:00 記者 : 夕刊ガジェット通信 カテゴリー : ガジェ通 タグ : ゲームレビュー 夕刊ガジェット通信
TV業界にて、30年以上の長寿番組としてもはや伝説と化しつつある番組がある。もちろんそれは皆さんもご存じ「徹子の部屋」だ。
黒柳徹子さんとゲスト芸能人が歯に衣着せぬトークを繰り広げる同番組では、様々なゲストの意外な一面や、黒柳さんとの不思議な関係を知ることができ、人気番組として長年お昼のテレビ欄に君臨し続ける理由もわからなくはないものだが、この番組のおもしろさには秘密があることをご存じだろうか。
その秘密とはとてもシンプルながら、昨今のTV番組では考えにくいもの。いわゆる「編集をしない」ということだ。つまりノーカットである。
そもそもニュースや生放送以外の番組では、編集が入ることは基本中の基本である。この編集が番組を面白くしていると言っても過言では無いのだが、ご存じの通り編集には「意図」が含まれるため、発言がねじまげられたり、事実と違うように受け止められたりするようなトラブルが絶えない状況になっている。また、秒刻みで管理されるTV番組において、ノーカットで収録を行うというのはまさに「神業」に近い。しかもトーク番組で。長年番組を続けている黒柳徹子さんだからこそ可能となっている番組と言えるかもしれない。
ちなみにWikipediaによれば、編集をしない理由は
「ゲストのありのままの姿を引き出すため」
「番組の質の低下を防ぐため(毎日やる帯番組を編集するのは多大な労力がかかる)」
「ゲスト・黒柳・スタッフの三者間で『ここをカットしてほしい』『ここを残してほしい』と編集に関する意見が衝突するのを防ぐため」
の3点であるそうだ。ノーカットということでゲストから番組を信頼してもらうこと、毎日作成する番組に余計な労力をかけないこと、そして長続きの阻害要因となる衝突・トラブルを避けること、この要素を一挙に解決してしまうこの手法は見事としか言いようがない。
ノーカットということを知った上で番組を見ると、また違った楽しさが見えてきそうだ。徹子の部屋、毎日録画してでも見る価値があるかもしれない。
関連リンク:
(中山 記男)
ブログ:中山記男「エアロプレイン」
ツイッターアカウントはこちら
記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。