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見たことのないものを見に行こう

地球の裏側へ来たとしても、期待してたものはいつのまにかなくなってしまう

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Photo credit: Hiroharu Zoshiki「色で見る大自然

こんにちは。TRiPORTライターの大善です。
海外に行くと、何を目的に、何を期待してはるばるここへ来たのかと考えることがよくあります。出発前までは「絶景を見たい」「聖地を訪れたい」「語学を勉強したい」など、私を旅へと駆り立てる様々な衝動があるにも関わらず、現地で過ごしていると、私の出発前の期待はどこかへ消えてしまいます。

「せっかく来たんだから…」はやめよう

旅立つ前、日本にいるときは現地で楽しんでいる自分を想像しますが、現地へ行ってみると、そのとき思い描いていたものと違うことが多々あります。旅に疲れたわけでも、飽きたわけでもないのに、私はよく旅先では観光もろくにせず、ホテルの近くにあるカフェに寄ったり、市場をふらふらしたりと、「せっかく来たのにもったいない」と言われてしまいそうな過ごし方をしてしまいます。

中米グアテマラで4か月間スペイン語を学んだあと、語学を使って旅をする予定でしたが、「暮らしたい」という気持ちが沸いて、湖畔の小さな村で2か月間住むことにしました。特に村の外へ出ていくこともなく、朝起きて市場へ行って、勉強をして、ごはんを食べて、散歩をして、現地の人との会話を楽しんで、カフェへ行って…という生活を送っていました。

筆者撮影。滞在していた村で、ハロウィンの日に寿司を売った。

淡々と過ぎる毎日の中で「これではいけない!」と思い立ち、南米のコロンビアへ行ったものの、また首都ボゴタで同じような生活をしてしまいました。でも振り返ってみると、退屈だったわけでもなかったし、それが一番楽しかったと思います。

目的を見失ってから見えるもの

Photo credit: Natsumi Daizen「生臭さと活気あふれる、グアテマラ最大の露天市、サン・フランシスコ・エル・アルトへ

日本で望んでいたことを見失ってから見えたのは「現地の暮らしを感じる瞬間」でした。現地の人と仲良くなること、現地の人と生活を共にすること、そして一人で現地の雰囲気に紛れて街を歩くことが、旅の醍醐味だったりするのです。

日本を出るときは、のんびり過ごそうとしているわけではなく、むしろ旅行なんだから「○○を巡る」というささやかな願望と期待をしています。しかし、いつも振り返って思い出に残っていることは、のんびりとローカルな雰囲気を味わっているひとときなのです。

「旅行するからには~せねば」という使命感を持たず、「バスで通るから行ってみよう」「現地の友達が住んでいるから行ってみよう」など、ふらっと何の目的や期待も持たずに、気の向くままの旅をしてみてもいいかもしれません。

(ライター:Natsumi Daizen)
Photo by: Hiroharu Zoshiki「色で見る大自然

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