猫カフェや猫グッズ販売も! 保護猫譲渡団体・東京キャットガーディアンで猫と触れ合ってきた

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猫カフェや猫グッズ販売も! 保護猫譲渡団体・東京キャットガーディアンで猫と触れ合ってきた
 猫好きのオアシスといえば猫カフェ。豊島区大塚には少し変わった猫カフェ「NPO法人東京キャットガーディアン(TCG)」がある。ここは、動物愛護センターや民間から引き取られた保護猫たちが暮らす開放型猫シェルターで、利用時の寄付やいくつかの事業などで運営されている。メインのシェルターは大塚だが、府中市西国分寺にもシェルターをかまえている。実は記者もTCGから猫を譲渡してもらった経験があり、現在TCG卒の猫と一緒に生活している。今回久しぶりにシェルターへ足を運んできた。

 JR大塚駅から徒歩5分。ビルの1階にはリサイクルショップが入っている。このリサイクルショップでの売り上げも猫たちの支援になるのだ。この日、記者も使わなくなった種類の猫砂をリサイクルショップへ持っていった。

 また、最近では新たに「ブック募金」という支援方法も始まった。これは、読み終わった本やDVD、CD、ゲームソフトなどを「ブック募金」へ送ると、それらの売り上げがTCGへの寄付になるというもの。10冊以上で送料無料になるので、本の処分時に利用してもよさそうだ。

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 ビルの5階が猫カフェを兼ねた開放型猫シェルターとなっている。入場料を払わない代わりに、入り口の募金箱に好きな金額を寄付する仕組みだ。寄付をしたら手を消毒し、靴を脱いでスリッパに履き替えて入場。大きな声を出すと猫が驚いてしまうので、中での会話は図書館で話すくらいの声の大きさで。

 入り口を入ると、廊下が続いており、1階には3部屋のシェルター、2階は開けたカフェスペースとなっている。

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 廊下では「廊下ギャラリー」と呼ばれる、猫作家による作品の展示と販売が行われている。こちらの売り上げの一部も、猫シェルター運営の支援になる。

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 さて、猫たちに会いにそれぞれの部屋の中へ入ってみよう。扉を開ける際、猫が脱走してしまうこともあるので、扉はすばやく開け閉めする必要がある。荷物を前に持ち、扉の隙間を塞ぐような形で入るのがポイントだ。

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 室内ではかわいらしい猫たちが思い思いにくつろいでいる。

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 以前、記者が訪れた際は、100匹近くの猫たちがいたが、この日いた猫は40匹ほど。実はこの時期、公開スペースに出せる猫は少ない。というのも、生後4ヶ月未満の猫たちはケージ内で里親さんを待っている。春は子猫が生まれる季節であるため、まだ小さすぎる子猫は、付属動物病院の保護場所にたくさんいるということだ。この子猫たちが育ってフロアデビューしたら、一気ににぎやかになることだろう。

 フロア内にはケージの外にいる猫もいるが、ケージの中にいる猫もいる。ケージの中にいる猫はまだ保護されて日が浅く、感染症のウィルスチェックが済んでいない猫なので、かわいくてもケージの間に手を入れて触れるのは禁止。見守るだけにしておこう。

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 猫「カフェ」なので、セルフサービスのドリンクも。この他にハーブティー(無料)も用意されている。

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 2階のカフェスペースは、ガラス張りの天井となっており、さんさんと太陽が降り注いでいる。日向ぼっこが好きな猫にとって、大変快適なスペースだ。

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 シェルター内で見て気に入った猫がいれば後日、面談後に里親として引き取れるシステムだが、TCGは猫譲渡以外の活動も行っている。

 まずは、地域猫を捕獲し、去勢・避妊手術を行った後、再び地域に戻す活動。そして、もう一つは「猫付きマンション」と「猫付きシェアハウス」の運営。「猫付きマンション」と「猫付きシェアハウス」とは簡単にいうと、大家さんと入居希望者と保護団体の三者によるボランティア活動である。

 大家さんは積極的に猫の飼育を許可し、入居者は“預かりボランティア”として猫の飼育、保護団体は成猫の居場所を確保することで次の猫たちを助ける仕組みだ。所有権はTCGにあり、事情により返すこともできるが、未だに猫を戻してきた方はいない。希望すれば審査の上、里親にもなれる。初めて猫を飼う方や、転勤が多く生涯飼うことに躊躇がある方にも適している。今、この「猫付きマンション」や「猫付きシェアハウス」は大人気で、常に空室待ちの状態だ。

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 また、初めて猫を飼う人向けの「初めての猫飼い講座」や、プロの写真家の指導を受けられる猫の撮影会といったイベントも行われている。それぞれ参加費は1,000円。

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 猫が好きだけれど住居や家族の関係で飼えないという方も多いだろう。猫カフェとして利用するだけでも猫たちの支援になるので、ぜひ癒されに行ってみてはいかがだろうか。

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(姫野ケイ)

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