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子の危険回避力を高める教育とは

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犯罪を未然に防ぐには、親の取り組みはもちろん、子ども自身が危険を回避する意識を高めることも重要になる。犯罪学に詳しい小宮信夫先生は、日本全国の小学校で防犯教育を実施。連れ去り犯から身を守るには、「防犯に役立つマップづくりを子どもたちに体験させ、「景色解読力」をつけることが大事」だと主張する。この「景色解読力」とはどういうものだろうか?

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「景色解読力とは、景色がはらむ危険性に気づく能力のことです。犯罪者が景色を見ながら犯行を決めるように、子どもにも景色を見ながら警戒すべきところかどうかを判断できるようにするのです」(小宮先生 以下同)

そして、具体的に自分たちの住むエリアのどこに危険が潜んでいるのかどうかを「地域安全マップ」に落とし込んでいくそう。

「地域安全マップとは、風景写真を使って犯罪が起こりやすい場所を解説した地図です。具体的には、犯人を含んだ誰もが『入りやすい場所』と、誰からも連れ去りなどの犯行が『見えにくい場所』を洗い出したもの。例えば、ガードレールが設置されていない道路は、車に乗った誘拐犯が歩道に『入りやすい場所』です。両側に高い塀が続く道路は、家のなかから子どもの姿が『見えにくい場所』。田畑に囲まれた道路や建物の屋上は、死角になる部分がないので一見安全そうに思えますが、周囲からの視線が届かないので、やはり『見えにくい場所』なのです」

地域安全マップづくりでは、こうした物理的に危険な場所だけでなく心理的に危険な場所にも注目する。これは、落書きや不法投棄、廃屋といった街の無秩序のサインが見つかる場所が該当。犯罪者が警戒心を抱かずに近づけるので「入りやすい場所」になる。また、周囲の人の無関心も想像できるので「見えにくい場所」にもなる。こうした犯罪に巻き込まれるリスクが高い場所を、フィールドワークを通して学んでいくのだそうだ。

ところで、いまや必ずといっていいほど子どもたちが持っている防犯ブザーは、連れ去り犯に対しては有効なのだろうか?

「過信は禁物です。だまして連れ去るときには無力であること、突然襲われると恐怖で体が硬直し鳴らせないケースがあること、防犯ブザーを鳴らしたために犯罪者が逆上してより暴力的になる可能性があるからです。とはいえ、ブザーを見れば犯罪者は警戒するため、持たないよりは持たせた方がいいですね」

犯罪者が好む場所を知り、子どもたち自身もそういった場所を避ける危険回避力を養う必要があるといえそうだ。
(石水典子+ノオト)

記事提供/ママの知りたいが集まる『mamatenna(ママテナ)』
(R25編集部)

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