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J、春季ツアー最終日に10作目のアルバム発表と9月の再会を公約

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大型連休の最終日にあたる5月6日、Jが自己初となる東京・六本木EX THEATERでの公演を大盛況のうちに終了させた。

これは『J 2015 SPRING TOUR-ZERO-』と銘打ちながら大阪、名古屋、仙台の各地を巡演してきた春季ショートツアーの最終公演で、Jソロライヴとしては、実に昨年末以来となるもの。熱いライヴには定評のある彼だが、飢餓感を募らせてきたオーディエンスもまた、ステージから放たれる熱に負けない熱気で応えていた。

この夜も相変わらず熱くてエネルギーに満ちたJがそこにいた。が、ステージ上の風景には明らかな違いがあった。1997年当時から彼を支えてきたギタリストの藤田タカシが、昨年末を持って勇退。その後任として、ステージ下手側に仁王立ちしていたのは、2005年から2009年にかけて藤田とギタータッグを組んでいたmasasucks(the HIATUS、FULLSCRATCH)だった。かつてフランツ・ストールの後任として迎えられた当時も、まるで何年も前からメンバーだったかのような自然さでその場に溶け込んでいた彼だが、そうしたナチュラルさについては今回も同様。上手側でギターを掻き鳴らす“ごっちん”こと溝口和紀とのコンビネーションは絶妙だし、スコット・ギャレットのドラミングの強靭さについても当然ながら言うまでもない。顔ぶれは変わろうとも、相変わらずこのバンドには他とは比べようのない強力さがある。

ステージは、過去18年の間に生まれてきたさまざまなキラーチューンを盛り込みながら進んでいったが、中盤に披露されたふたつの新曲の切れ味が素晴らしかったことが、新たな“皆殺しチューン”の誕生を予感させた。

というのも、Jは現在ニューアルバムの制作中で、すでに自身のパート以外については録音が完了しているのだという。「3人は終了。あとは俺待ち」と語って笑いを誘っていたが、ソロ名義の作品としては通算10作目のオリジナルアルバムにあたるこの新作に対し、レコーディングを「慎重に、大胆に」進めているという言葉がとても印象的だった。

そして、9月には約2年振りとなる全国ツアーが組まれていることも明かし、それまでにかならずアルバムを届けると公約して、フロアを歓喜させた。

この6月に開催を控えている『LUNATIC FEST.』も、本年度最大級の話題を集めている昨今だが、その先に描かれている未来図のあり方にも大いに注目したいところだ。

文:増田勇一

『J LIVE TOUR 2015 – Live On Instinct -』
9月05日(土)仙台Rensa
9月06日(日)新潟LOTS
9月12日(土)高松DIME
9月13日(日)広島CAVE-BE
9月19日(土)福岡DRUM Be-1
9月20日(日)福岡DRUM Be-1
9月23日(水・祝)札幌cube garden
9月26日(土)金沢AZ
9月27日(日)長野CLUB JUNK BOX
10月03日(土)名古屋BOTTOMLINE
10月04日(日)梅田CLUB QUATTRO
10月10日(土)赤坂BLITZ

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