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第一人者が教える“挫折しない弁当生活”の秘訣

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第一人者が教える“挫折しない弁当生活”の秘訣

 慌ただしい新生活、毎日のご飯づくりが大変だったり、自炊やお弁当づくりを始めた人もそろそろマンネリ化したり、息切れしてくる時期では?そんなときに役立つのがレシピ本です。書店には、多種多様なレシピ本があふれていますが、自分にマッチした、本当に役立つレシピ本にはなかなか出合えなかったりしますよね。

 そんな中、(日常生活での)使い勝手を考え抜いたレシピと調理法で、累計65万部を超える人気を集めているのが、料理家の小田真規子さんが提案する「つくりおきおかずで朝つめるだけ弁当」シリーズです。1週間日もちする「つくりおきおかず」には、毎日のご飯やお弁当づくりをラクにし、保存することでよりおいしくなるメソッドがいっぱい。
 今回は、「つくりおきおかず」の第一人者とも言える、小田さんご本人にご登場いただき、シリーズ最新刊『つくりおきおかずで 朝つめるだけ! 弁当 〜ラク手間!簡単おかず編〜』(扶桑社/刊)について、毎日の料理をおいしく、無理なく作り続けるための秘訣について、語っていただきました。

【小田真規子さんインタビュー前編はこちら!http://www.sinkan.jp/news/index_5677.html

――読者の方の声で、料理についての困りごととして多かったのはどのような意見でしたか?

小田:ご飯づくりに時間がとれず、つくりおき生活を続けるのが難しいということですね。週末に1時間しか作る時間がないなかで、料理を何品作れるかという…。1週間分の食事に役立てようと思ったら、少なくても3、4品は作りたいところなので、そのために前回お話しした、「大きくつくる」工夫のほかにも、
「肉はパックのまま下ごしらえする」
「保存しながら味をつける」
「肉を柔らかくするためにパンチする」
「肉は下味をつけずにフライパンに入れてから火をつける」
「手を汚さないで肉団子をつくる」
「包丁は使わない」
など、少しでも作業の手間がないように、今回は普通の料理本では紹介しないような作り方も提案しました(笑)。限られた時間で何品作れるか、ゲーム感覚で楽しめるといいなと思います。

――他にはどんな意見がありましたか?

小田:「どれも同じような料理になってしまう」というのも、困り事としてあります。つまり、彩りを良くしたり色んな食材を一気にとろうとしたりして、一品の中に何種類も素材を入れてしまうと「どの料理も見た目や味の印象が同じ」、ということになってしまうんです。これは調味料についても同じことが言えます。しかも、材料が多いと買い物も大変ですし、切って味つけするのにも時間がかかってしまいます。だから、この本ではどのレシピも使う素材の数や調味料を絞って手間を減らしながら、テーブルに並べたり、お弁当箱に詰めた時に、それぞれの料理の味の違いがはっきりとわかるようにしています。

――確かに、どのレシピも素材や使う調味料がシンプルですね。

小田:週末の1時間で4品くらい作るとなると、作り方がシンプルでないと続けられないですよね。調味料も半端な量だと計るのが面倒なので、分量を「大さじ1杯」など、計りやすく覚えやすいように、できるだけキリのいい分量で提案しました。
「レシピを読んだら見返さなくてもすぐ作れる」「一度作ったら覚えられる」簡単さを大事にしています。

第一人者が教える“挫折しない弁当生活”の秘訣

――料理が苦手だったり、忙しかったりしても、どうしてもご飯を作らないといけない人のために、本書で心がけたことを教えてください。

小田:「買い物をラクに少なくする」というのがまずありますね。「これとこれを買わないと作れない」とメモを持って買い物に行くというのではなくて、「とりあえずお肉2枚買っておけばOK」というように、スタートのハードルを下げました。キャベツなら4分の1玉、鶏肉なら2枚というように、スーパーによく並んでいる分量からそのまま作れるようにしています。
それと、変わった調味料やスパイスを使わないことや、工程を徹底的にシンプルにすることを心掛けました。

――レシピもあいまいな表現がなくてわかりやすかったです。たとえば調味料などでよくある「少し」や「適量」は、料理に慣れていないとわかりにくいところがあります。

小田:そう!レシピをつくるのに、日々、「少し」と戦ってますね(笑)。慣れていないとわからない「少し」という表現はできるだけ使いたくないんです。たとえば「汁気がなくなるまで煮る」っていうフレーズも料理本によく出てきますが、こういったことは、昔の主婦は「体で覚えなさい」と言われてきました。でも、今は毎日ちゃんと料理をつくれない人も多くて、「体で覚える」だけでは難しいでしょう。だからこそ、私は「少し」というようなあいまいな表現が多いレシピは作ってはいけないと思っていて、「重量」や「時間」など、できるかぎり客観的な数字も表すことで、作る人によって出来上がりに誤差が出ないように心がけています。

――これからどんどん気温が上がっていく時期ですが、「安心してつくりおくためのコツ」はありますか?

小田:先ほど少しお話ししましたが、ほんの少しだけ酢を入れると保存性が高まります。
酢に含まれる酢酸菌は雑菌の増殖を抑える力があるので、調理の最後に小さじ半分ほどの酢を加えるとか、保存する容器を酢で拭くなどするといいですね。
逆にNGなことは、
「おかずを取り出したときに、残ったものをきれいにならすこと」
「保存容器のふたを開けっぱなしにすること」
「おかずを冷蔵庫から出してそのまま常温においておくこと」
「箸やスプーン、フォークを使いまわしてお弁当に詰めること」
などです。残ったおかずをならしたり、混ぜたりするのは皆さんが意外とよくやっていることなのですが、余計な水が出て保存性が悪くなり、味も変わってしまうので要注意です。

――最後になりますが、読者の方々にメッセージをお願いします。

小田:「つくりおき」を通して皆さんに何を伝えたいのかというと、「とにかくキッチンに立ってほしい」ということ。
もちろん、スタートがつくりおきである必要はないのですが、まとめて作っておくと、普段のご飯づくりがとってもラクになるので、つくりおきを通してキッチンに立つ機会を持ってもらい、「料理って意外と簡単なんだな」「お弁当作りは楽しい」と思っていただいて、料理をする一つのモチベーションにしてもらえたらいいなと思っています。
そういう、料理を好きになってもらうためのメソッドも、本の中に盛り込んだので、ぜひ試してみてもらえたら嬉しいです。

第一人者が教える“挫折しない弁当生活”の秘訣

(新刊JP編集部)


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