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日本は25位!世界でもっとも「よい国」の条件が、深かった・・・

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世界は問題にあふれています。しかしどの国の政府も、結局は自分たちの国のことしか考えていないのが現状です。

政策アドバイザーのサイモン・アンホルト氏は、この問題を解決するための新たな指標として「善良国家指数」、つまり世界でもっとも「善良」な国はどこなのか?ということを発表しました。

彼のスピーチを簡単にまとめると、

1.グローバル化が進み、各国で起きたことが世界に影響を及ぼすようになった今ですら、政府は自国のことしか考えていない。
2.イメージの良い国を示す「国家ブランド指数」では、権力や財力は関係しなかった。上位の国は世界に貢献をしている国なのだ。
3.政治や企業、世界について考えるとき、善良な選択であるかどうかを常に考えよう。それが、世界的な問題を解決することに繋がる。

(実際のスピーチ動画は最下部にあります。)

みんな自分勝手
自分たちの国のコトしか考えていない

グローバル化が進んだ今、良いことも悪いことも、すべてフラットに影響し合う世界になりました。

世界で抱える問題は、気候変動や人口統計、人権、テロリズム、流行病など多岐にわたります。しかしどこの国の政府も、内政にだけ目を向けているのが現状です。

Blick in die Ferne

Reference : Max Heidelmann

政府が自国の内政に一生懸命になる理由は、大きく3つあります。

一つ目は、私たちが、そうさせてしまっていること…。自国の繁栄や成長を求め、その結果だけを期待していないでしょうか?私たちが、地球規模の問題を考えるよう政府に求めない限り、この状況は変わりません。

二つ目は、文化的なサイコパスになってしまっていることです。サイコパスとは、他人に対する思いやりや罪悪感といった能力が欠如していることを指します。私たちも同じ文化の相手には共感できても、言葉も服装も、習慣も違う人々を前にすると、まったく違うモノのように感じてしまうのです。

三つ目は、国内の問題と世界的規模の問題を同時に解決するのは難しいからです。自国の利益を得るために、国際的な問題を悪化させていることもあります。これはバカげていますね。

私は政策アドバイザーとして、世界中の政府にこうアドバイスしています。

国内の問題を解決するには、それを国際的な問題だと捉えて、他の国の取り組みから学んだり、外部から人を招いて、さまざまな視点で課題に取り組むことが大切なのです。

「善良」な国が
世界から称賛される

2005年から始めた「国家ブランド指数」 という研究があります。地球規模の世論調査で、他国のイメージについて調査をおこなっているものです。

どこの国の政府も、自国のイメージを知りたがりました。イメージが良ければ、観光が栄え、投資家が来て、商品が世界中で売れ、国が繁栄すると思うからです。

ではどうやって人々は、好ましい国だと決めているのでしょうか?私が膨大なデータベースから導き出した答えは、「善良」かどうかということでした。

お金持ちな国、権力がある国、技術的に優れている国なのか。実はそんなことは関係ありませんでした。

それよりも、私たちが住む世界に何か貢献していること、より良い世界にしようと考えてくれていることに、称賛を与えるのです。

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