ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

IIJmio meeting#7リポート “中の人”とユーザの交流

DATE:
  • ガジェット通信を≫

4月25日に飯田橋で開催された、7回目となるIIJmio meetingのリポート。同イベントの名物となる、IIJや「みおふぉん」、MVNOについての疑問や質問に“中の人”が回答するフリートークの様子をお伝えします。回答者はIIJの堂前清隆氏、佐々木太志氏、宮本外英氏の3名。事前にTwitterで募集した質問に加え、イベント参加者との直接の質疑応答が行われました。
Twitterで寄せられた主な質問とその回答はこちら。(文中敬称略)

Q: 接続料が下がらなかったせいで設備投資を渋っていませんか?現在の速度低下はIIJ側の問題なのか、はたまたPOIの幅が問題なのでしょうか。

A: 経費削減はしているが、品質を落としてコストを減らすことは一切ありません。接続料については3月にdocomoから通知を受け4月に出しており、予算は予測して組んでいますが外れることもあるので、上方修正や下方修正があります。通勤時間帯と昼時間の速度低下は申し訳ないです。POIはdocomoとIIJを繋ぐ部分で、この幅の判断はIIJが下しています。非公開ですが、225Mbpsよりは大きい。設備投資は前倒しで進めており、巻き返したいと思っています(堂前、佐々木)

Q: 外国人向けSIMの本人確認はきちんと徹底されているのでしょうか。

A:店舗によってはパスポート提示を求めていないところがあり、これは非常に問題視しています。3月のモバイルフォーラムで議論を進めて中間報告を出しましたが、引き続きデータ通信専用SIMのガイドライン作成をすすめています(堂前)

Q: ワイヤレスゲートが、MNPしたときだけ違約金を徴収しそれ以外は違約金なしのSIMを発売しましたが、IIJmioでそのようなSIMの発売予定はあるのでしょうか。

A:できれば違約金がないほうがいいと思っていますが、MNPによるキャッシュバック競争に走るのはよくないため、短期解約をされる方には「調停金」という形で違約金を頂戴しています。純解約時に調停金を設けない選択肢もありましたが、MNP制度の趣旨を考えると平等にするべきではないかと考えました(佐々木)

Q:VoLTEに関して、IIJmioから他のMVNOにかけた場合はどうなるのでしょうか。

A:実際に動作検証をしているわけではありませんが、理論上は他MVNOがドコモMVNOであれば高音質通話になります。IIJから見れば、ドコモにかけたものとみなされるからです(宮本)

Q:ドコモの相互接続性試験(IOT)にはどれぐらいの費用がかかるのでしょうか。

A:内容によってかかる費用は異なるので明確にいくらとは答えにくいですが、ウン百万円はかかります(佐々木)

イベント会場ではMVNOに精通した参加者からの鋭い質問や、今後利用する上での実用的な疑問など様々な意見が飛び出しました。

Q:Googleの独自携帯サービス Project Fiのように複数のキャリアを使ったサービスをどう思いますか。

A: Project Fi はWi-Fiとモバイルネットワークがシームレスと聞きました。どこがシームレスなのかが気になっています(堂前)
Android を持っているGoogleがうらやましい。MVNOはキャリアからネットワークを借りているだけなので、IIJでなにができるか考えたいです(宮本)

 

Q:クーポンが使い切れていないのと、速度低下もあるので、トランザムのようにクーポンを複数使って高速化するようなことはできないのでしょうか。

A:本来はそういったことをしなくても速度が速くあるよう努めたい。複数回線を束ねて高速化するのは面白いしロマンがありますが、ユーザーにどう伝えるかを考える必要があります(佐々木)

Q:法人向けにKDDI回線のMVNOを開始しましたが、一般向けの開始予定は?

A: 特にハードルはないと思っています。しかし一般消費者には非常に分かりにくいので、メリットが見い出せればサービスインしたいと考えています(佐々木)

Q:KDDIのMVNOで、iOS 8で通信できないという話がありますが、IIJの法人向けサービスでKDDIを使用するものについて同様の現象が発生していますか。

A:試してみたところ、同じ状況でした。詳細は調査中です(宮本)

Q: いままでドコモは即日SIMロックの解除ができましたが、5月以降に発売された端末は6か月たたないと解除できないと発表されました。その点をIIJはどう思いますか。

A:ドコモがそう考えたのであれば、それを可能な限り尊重したいと思います。今までドコモはSIMロックの解除に積極的に取り組んでいましたが、総務省が一律に義務化したのでドコモだけが頑張る必要がなくなったということではないでしょうか(佐々木)

Q: 紛失時にオンライン上で回線の一時停止ができますか。

A: 盗難時の回線停止はサポートセンター受付のみですが、データ通信だけ止めるならWebでいつでも受け付けています。回線停止は営業時間の縛りがありますが、電話がつながらないのは改善していきます(サポート担当者)

Q:「IIJ mioひかり」の開始にあたりFiberAccessの情報が探しにくくなっていますが、これらはどうなるのですか。

A:表示位置が下のほうにあって申し訳ない。誤って異なるサービスを申し込んでしまう人が多いので、それを防ぐためにこのような表示にしています。サービスをやめてしまうのではないので安心してください(佐々木)

 Q: MVNOでLTEの通信無制限をうたっている事業者がありますが、無制限についての考えは?

A:無制限は容量をコントロールせずにそのままお出しする「コントロールサービス」。帯域をユーザーで奪い合うものだと感じています(堂前)

 

Q:実際は通信速度はMVNOによって異なるのに、あるMVNOでは「エリアと速度はドコモと一緒」とうたっています。IIJではどうお考えですか。

A:キャリアとMVNOで、品質は同一のサービスではありません。ベストエフォートで提供しています。現在は通信速度をドコモHPから転記して示していますが、実効速度ベースにすべきという意見もあり、総務省とも議論しています(佐々木)

 

Q:痛SIMを出しましたが、コミケの出店計画は?

A:費用がかさむため、今後の予定はありません。痛SIMは私がやりたくてやりました(笑)(堂前)

と、大盛況のうちに終了したIIJmio meeting#7。次回開催は7月頃を予定しているとのこと。事業者とユーザーが直接意見交換できるイベントの詳細については公式blog「てくろぐ」やTwitter公式アカウント「@IIJ_doumae」「@iijmio」から発信されますので、興味を持った方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

(文:齊藤克久)

カテゴリー : デジタル・IT タグ :
SIM通の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP