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美女国家の支援で建国した謎の小国「ナゴルノカラバフ」の実態

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Photo credit: Armenia Map via photopin (license)

こんにちは。TRiPORTライターの大善です。
世界には多くの国が存在しているので知らない国もあるかと思いますが、謎の小国「ナゴルノカラバフ」の存在を知っている人は、ほとんどいないのでは? それもそのはず。ナゴルノカラバフを国として認めているのは世界でもアブハジア、南オセチア、沿ドニエストルのたった3か国だけなのです。

ナゴルノカラバフの公用語はアルメニア語。隣国は美女が多いと言われるアルメニアと、アゼルバイジャン。なんと、隣国でさえもナゴルノカラバフを国として認めていないという不思議な状態…。今回は謎の小国ナゴルノカラバフの実態をご紹介します。

美女国家の支援を受けて建国した小国

おそらく中東や旧ソ連のコーカサス地域を旅行した人だけが知っている国、ナゴルノカラバフ。 この国が建国されたのは、時を遡ること旧ソ連時代。ソ連時代はアゼルバイジャン領に多くのアルメニア人が住むナゴルノカラバフ自治州が設置されており、ソ連崩壊後はアルメニアとアゼルバイジャンが独立しました。ナゴルノカラバフ自治州のアルメニア人の住民たちがアルメニアへの帰属変更を求めて、ナゴルノカラバフ自治州は1992年1月6日にナゴルノカラバフ共和国として独立を宣言。そしてアゼルバイジャンとナゴルノカラバフで戦争が勃発しました。

戦争はアルメニアがナゴルノカラバフ側についたことによって、停戦後ナゴルノカラバフ共和国はアゼルバイジャン領に位置しながらも、国内にはアルメニア軍が駐留しているという状態に。現在は事実上独立していますが、援助をしたアルメニアでさえも承認しておらず、世界でも独立を承認している国はほとんどないのです。

アルメニア軍隊が駐留しているためか、この国の通貨はアルメニアと一緒の「ドラム」で、イスラム教国でもあるアゼルバイジャンの領内にあるにも関わらず、その影響が全く見られないのも特徴的です。

未承認国家には何があるの?

Photo credit: Natsumi Daizen「アルメニア公認国家!魅惑の珍スポット、ナゴルノカラバフに潜入!

では一体、ナゴルノカラバフという国には何があるのでしょうか?  観光で人気なのは首都ステパナケルトにある「We Are Our Mountains(我らが山)」というおじいさんとおばあさんをモチーフにしたモニュメントです。 このモニュメントはナゴルノカラバフの山々と、住民の調和を象徴としており、この国の人たちにとって非常に大切な存在なのです。 私がこの国を訪れたときには、結婚式中のカップルを2組見かけました。 他にも、この国にはナゴルノカラバフ戦争の名残でもある廃墟やアルメニア教会などが点在しています。

地元の人でにぎわ。Photo credit: Natsumi Daizen「アルメニア公認国家!魅惑の珍スポット、ナゴルノカラバフに潜入!

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