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外国人事件

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 今でもこの種の犯罪が新聞に載ることがあるが、20年以上前からあった。誰か知人からの紹介だったと思うが、外国人女性が相談にやってきた。
 その女性は、入国管理局から偽装結婚の疑いがあるとして、事情聴取のための出頭要請がきているが、自分は正式に結婚をしているのだと主張し、何とかしてくれと言う。だいたいが怪しい依頼である。

 たとえば、妻の重大事にどうして旦那は同行してこないのか。誰でもが抱く疑問である。問い質すと大阪に転勤しているという。まだ出頭日時まで日があったので、あらためて写真などの証拠品をある限り持参するように指示していったん帰ってもらう。
 次の相談日に、彼女は多くの写真を持参してきた。結婚式の写真やアパート室内にある夫婦茶碗、何点かの男物スーツがぶら下がったタンス内の写真である。結婚式の写真だけがかろうじて使える。他は使えない。それらがいつ購入されたか分からないからだ。この事態に慌てて用意したのかもしれない。以前から存在するという裏付けは何もない。

 とりあえず、結婚式の写真をコピーして入国管理局に同行する。担当者は弁護士が同行したことにやや驚いたようだったが、彼女に対して丁寧な口調で偽装結婚の疑いがあることの説明を始めた。私がいたせいか、わずか10分程度だった。その後「先生だけに話があります」いうことで、私だけ残ったのだが、「100パーセント間違いなく偽装結婚です。内偵の結果間違いありません」と断言した。
 立場上それを肯定することもできず「う~ん」と言うしかなかった。私自身内心でかなりの疑問を持っていたからだ。大体その時点でも旦那とまったく連絡がとれないし、戸籍謄本を見ると40以上も年が離れている。芸能人じゃあるまいし普通ではない。私への依頼は入管に同行することまでだったから、その後のことは丁重にお断りした。噂では旦那がまず捕まり、彼女もさすがに嘘を突き通せないと思ったのか、自白して強制送還となったようである。

 日本人は自分が悪くなくてもすぐに謝るという傾向がある。これに対して隣の某大国の方々は謝るということを知らない人が多い。謝らないどころか、自分は悪くないんだということを力説する。平気で嘘をつく。それが筋が通っていなくても理解不能であってもだ。それで押し切れればラッキーという考え方なんだろうか。

 当番弁護士でその国の女性の窃盗事件にあたった。新宿の某有名デパートでの窃盗である。新宿はこの国の人が多数居住している。新宿警察署には女子留置があるが、ある時など8割以上がこの国の人という状態になったこともあるという。
 日本語に不自由はないとのことで、通訳をつけずにその窃盗女性と接見して話を聞くと、まずオーバーステイとなっていた。このことは置くとして、事件の概要を聞く。デパートに行き、エスカレーターを使って順に各フロアーを見て回った。気に入った物があれば買うつもりだったと言う。何階であったか、エレベーターを上がった先にワゴンが置いてあった。ワゴンの中には冬物処分の手袋だとかマフラーといった物が大盛りに積まれている。マフラーと手袋各数点を取って精算せずに店を出たところで御用となった。
 「どうしてそんなことしたの?」と聞くと、大反論が返ってきた。「私は盗んでいない。○○(彼女の国)では、そのように積んである物は自由に持ち帰っていいことになっているから、そうだと思って持ち帰っただけだ。盗んでない」。唖然とするばかりだった。裁判では泣きまくって窃盗を認め、執行猶予判決となったが、傍聴席で待ち受けていた入管係官に連行されていった。この国の人は平気で嘘をつくと、よくよく分かった次第である。

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外国人事件

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