ARM、次世代CPU「Cortex-A72」のパフォーマンス情報を公開、Core Mとの比較も

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英 ARM が次世代の ARM CPU コア「Cortex-A72」のパフォーマンス情報を公開しました。Cortex-A72 は現行最新の 64bit 対応 CPUである Cortex-A53 の後継となる CPU コアIPで、32bit / 64bit 対応の ARM v8-A アーキテクチャーを採用しており、処理性能や消費電力、4K コンテンツへの対応、IoT 機器との連携を強化しています。Cortex-A72 は TSMC の 16nm FinFET 製造プロセスに対応しており、プロセスの微細化によって Cortex-A15 がターゲットにしている 28nm よりも最大で 75% もの省電力化を実現。スモールコアに Cortex-A53 を採用した場合でも SoC 全体で 40% ~ 60% の省電力になるそうです。また、同じプロセスを採用した場合でも最大 50% の省電力化を見込めるとのこと。

性能面では、L2 キャッシュの共有方法の仕様変更、Cortex-A57 よりも高い最高クロック数で動作させることが可能。Cortex-A53 が 最大 2.5GHz であるのに対して、Cortex-A72 は 10% 高いの 2.7GHz で動作。コアあたりの性能は Cotex-A57 よりも 18 ~ 30% 向上しているそうです。

ARM はまた、Intel の 14nm Broadwell Core M プロセッサを Cortex-A72 の比較対象にして性能差を公開。シングルスレッドでは Core M に劣るものの、マルチスレッドと RAM パフォーマンスでは Cortex-A72 の方が優位だとアピールしています。しかし、Core M が 4W の消費電力で動作する一方、Cortex-A72 は 1W 未満で動作するとして、省電力さも併せてアピールしています。

Source : Ars Technica


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