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海外発ゲームアプリ、日本向け配信のウラ側

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近年、海外発のアプリゲームが人気を博している。「キャンディークラッシュ」や「クラッシュ・オブ・クラン」などは、その代表的タイトルだ。海外ゲームならではの特徴的なキャラデザインや斬新なゲーム性は魅力だが、日本人向けに配信する際には日本のユーザーのニーズに合わせた改良、いわゆる「ローカライズ」を行うことがあるという。

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では、海外アプリゲームのローカライズにあたり、どのような点がポイントになるのだろう? 世界中のインディーゲームを日本向けにローカライズするサービスを展開するPLAYISM(http://www.playism.jp/)の担当者・水谷俊次さん(株式会社アクティブゲーミングメディア)に話を聞いた。

「日本のアプリゲームは、操作が簡単だったり、チュートリアルが丁寧だったりとスタートのハードルが低く誰でも楽しめるものが増えています。一方、アメリカやヨーロッパでは、コアなゲーマー向けのアプリが多く、難解なものが好まれる傾向にあります。謎解きゲームを例にすると、海外のユーザーがヒントをあまり求めないのに対して、日本のユーザーはもっとヒントを出してほしいという要望が多いのが顕著ですね。そのため、海外ゲームを日本向けにローカライズする際は、使用方法や機能などを丁寧に解説することに注力しています」(水谷さん、以下同)

スキマ時間にスマホゲームをすることが多い日本人に対して、海外では通勤時間なども短いためか腰を据えてじっくりプレイする人が多いそう。生活スタイルの違いもゲームのニーズに影響しているようだ。また、暴力や性的な表現についても、国や地域によって規制のポイントが異なるそう。

「日本の場合、残酷な表現は厳しく規制されています。たとえば、体の一部が切断されるような表現はNG。アメリカの場合は、人間はダメだけど、ゾンビならOKだったりします。そのため、アメリカのゾンビゲームを日本でリリースするときは、体の切断場面はすべてカットします。暴力表現にもっとも厳しいのはドイツで、流血シーンも禁止されています。とあるシューティングゲームでは、ドイツ語版だけ銃で撃たれた体からキャンディーが出てくるというように変更していましたね。逆に日本では性的表現の規制がゆるい。海外だと下着の露出が禁止されていたり、キャラクターの年齢が制限されていたりするなど厳しい場合が多いです」

また、日本でヒットさせるため、時にはゲームのコア部分にまで踏み込んだローカライズが行われることもあるようだ。

「とくにRPGの場合、日本と欧米では、主要キャラクターの見た目がかなり異なります。日本だと『ドラゴンクエスト』のようにデフォルメされた可愛いキャラや『ファイナルファンタジー』のように、男女ともに美形のキャラになじみがあります。対して海外ではリアリティを大事にする文化が根強く、ヒーロー的な主役キャラは40歳前後の、無精ひげが生えているようなモサッとした男性が多いんです。日本のゲームでは、場合によっては大きな剣を振り回して戦う魔法少女が登場することがありますが、欧米では『それは体格的に無理だろ』という感想を持たれ、ちょっと引いてしまうようです。そのため、海外ではオトコくさい中年の海賊キャラクターをメインに売り出していたものを、日本版では可愛い女の子をメインに変更したという事例もありますね」

ちなみに、「Machinarium(マシナリウム)」のようにアート性の高さが日本でも好評を博しているアプリゲームは作品の独自性を損なわないよう、翻訳など最小限のローカライズにとどめているそう。ゲームの種類や内容によっても、ローカライズのしどころは異なるようだ。

(末吉陽子/やじろべえ)

記事提供/『R25スマホ情報局』
(R25編集部)

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