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新人教育には「OJT>座学」9割

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「新入社員に体系的な研修を行わず、OJTと称していきなり現場に送り込むのはブラック企業の特徴」――ネットではよくこうした指摘がある。OJTとは、実務を通じて教育するトレーニング方法のことで、確かに「まずは研修で基本を教えてから実務に当たらせるべき」という主張はよくわかる。だが、日本企業の社員教育は昔からOJT中心。座学の研修もあるが、「習うより慣れろ」で育ってきたビジネスマンも多いだろう。仮に研修の目的を、「早く一人前の戦力に育てること」とするなら、どちらのアプローチのほうが有効なのか? 入社2年目以降の20~30代会社員200人に意見を尋ねてみた(調査協力:アイ・リサーチ)。

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〈早く一人前の戦力にするためには、入社後3カ月程度はどのように教育する方がいい?〉
「OJT中心(現場で仕事しながら覚える)」 93.0%
「座学の研修中心」 7.0%

なんと圧倒的に「OJT中心(現場で仕事しながら覚える)」が多数派に。「座学の研修中心」を選んだ人は、1割にも満たなかった。ここまで差が開くとは驚きだが、そのように考える理由は何なのか。それぞれの意見を紹介しよう。

■「OJT中心(現場で仕事しながら覚える)」派の意見
「実務でしか得られないことが多く座学では役に立たないから」(33歳・男性)
「基礎知識ももちろん重要だか、大事なのは得た知識を実践すること」(39歳・男性)
「『早く』ということならばOJTだと思う。座学は効果が出るのがOJTより時間がかかるから」(32歳・女性)
「まずは現場になれてからで、その後知識を身につける」(35歳・男性)
「座学しても結局現場では知識は使えないことが多いから」(34歳・女性)
「まずは人並みに仕事ができるようになるには、職場の手本を学ぶのが第一歩だと思う」(36歳・男性)

座学も大切だが、結局は“現場で経験することが最も大切”という声が多い。「机上の理論は必要ないから」(39歳・男性)という極端な意見もあった。

■「座学の研修中心」派の意見
「入社してすぐの時期は社会人としてのあり方や会社のルールなど基本的な事を教えなければ一人前にはなれないと思う」(24歳・男性)
「習うより慣れろと言う人もいるが、まずは基礎的な知識がないと慣れるだけでも余計な時間がかかりすぎるから」(29歳・男性)
「現場にすぐに入れると本来あるべきルールではなく自分ルールを勝手に作ってしまうから、まずは基本的な事を時間をかけて教育したほうがいい」(37歳・男性)
「研修を通して業務内容を幅広く体系的に学んだ方が自分の業務の役割の重要性や理解が深まり、その後の業務で一定のモチベーションを持って仕事にのぞむことができると思うから」(31歳・男性)

「OJT中心派」とは逆に、「まずは基礎の習得が大事」という声が目立つ。「基礎が大事だと思うので。現場に入るのはその後でいい。私の場合、入社後に研修がなくて苦労した」(30歳・女性)と、実体験を踏まえた意見も。

ちなみに、自分が新入社員の頃を振り返ってもらい、以下のような質問をしてみたが…。

〈自分が新入社員だったら、どちらの教育方法で育ててほしい?〉
「OJT中心(現場で仕事しながら覚える)」 91.0%
「座学の研修中心」 9.0%

こちらでも圧倒的に「OJT中心」が支持を集めた。

新入社員の中には、入社後すぐに現場に送り込まれ、辛い思いをしている人もいるだろう。だが、先輩の経験を聞いてみると、「実務に勝る研修なし」という実感を持つ人が多い様子。大変かもしれないが、早く一人前になるための“促成栽培”と心得て現場でもがくのも、将来のためになりそうだ。もちろん、OJTといえども先輩の指導あっての話。何も教えず現場に放り込む“ブラック企業”は論外だけど…。
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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