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12〜20歳のフランス女性9割が拒食症?賛成多数で可決された痩せすぎモデル規制法の真実。

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颯爽とランウェイを歩くファッションモデル。凛々しい立ち姿やしなやかな身のこなしは、自信に満ちあふれどこか、性別を超えたカッコ良さを感じさせます。

いま、このモデル業界において、ある動きが熱を帯びているのをご存知ですか。モデルの痩せすぎが世界的に問題視されているのです。

近年この問題は顕著になり、すでに欧州ではイスラエル、イタリア、スペインなどでは、痩せすぎモデルをショーへと出演させることを禁止する法案があります。たとえばイスラエルでは、体重を身長の2乗で割った体格指数(BMI)が18.5以下のモデルが禁止対象となっています。

そしていま、この流れは世界のファッショントレンドを牽引し続けてきたフランスにも及ぼうとしています。

痩せすぎモデルの
使用を禁止する法案

今年に入ってから、フランス国民議会(日本で言う衆議院)では、医療制度改革法案を成立させる動きが出ています。その背景には、医療基準から見て「痩せすぎ」だと思われるモデルを、デザイナーやエージェントが雇用すること自体を禁止する対策が練られてきました。そして・・・。

4月3日、痩せすぎたファッションモデルの活動を禁止する法案が、ついに可決。BMIが18以上であることが、義務づけられることとなったのです。活動するモデルたちには、診断書で数値を証明することが新たに求められることに。さらには、定期的な体重検査まで実施する念の入れよう。

雇用側も罰金もしくは禁固刑

モデルたちばかりではありません。基準体重を下回るモデルを雇用した業者は、およそ75,000ユーロ(約960万円)の罰金や、最大で6ヶ月の禁固刑を科せられる可能性もあるそうです。
この可決案に対して、当のモデル関係者は、他国のモデルとの競争に負けるという、反発の声がここ数週間経過したなかで、現場からあがっているようです。

モデル規制の背景にある
フランスの本当の狙い

この規制の背景にあるもの、それはフランスにおよそ4万人の患者がいると言われている「拒食症」で悩む女性たち(うち90%は12〜20歳)、彼らの健康被害を防ぐのが狙いのようです。
たんに食べることを拒否するだけの病気ではありません。これは、日本の厚労省の調査結果ですが、拒食症は死亡率にして7%にのぼる疾患でもあるのです。

あこがれの体型に近づくためにと、過度に食事の制限を制限して、少女たちの成長期の発育に重大な影響を及ぼしているというのが、フランスの医療制度法案にスピード可決をもたらした一因とも考えられます。モデルの痩身化に歯止めをかけることが、功を奏する結果となるかが、今後の課題ではないでしょうか。

 Reference:You Tube

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