体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

世界は危機に瀕している・・・。天才物理学者・ホーキング博士が語る「私たちの未来とは?」

150421_ted-universe-feature

現代宇宙論の第一人者とも言われる、イギリスの理論物理学者、スティーヴン・ホーキング博士。

彼は、学生のころに“筋萎縮性側索硬化症”という全身の筋肉が少しずつ動かなかくなっていく難病を発症し、身体の自由を失いました。しかし、数年で死に至る病だと言われているにもかかわらず、彼は奇跡的に発症から50年以上たった今も生き続けており、研究に力を注いでいます。

そんな彼が、コンピューターによる合成音声を利用し、TED talksでスピーチを行い、誰もが疑問に思っている宇宙誕生の謎、地球外生命体の存在、人類の未来について語ってくれました。

彼のスピーチをまとめると、

1.未だ解明されない宇宙の謎
宇宙の謎について多くの研究が行われ、進化の法則はある程度理解できるようになった。しかし、宇宙の始まりには多くの謎が残されている。

2.地球外生命体は存在する
地球の生命誕生の歴史から考えれば、他の惑星に生命がいると考えるのは当然。しかし、私たちと同等の文明を持ったものは存在しないだろう。

3.人類の進歩のために、宇宙にでるべき
地球上の有限な資源は底をつき始め、今危機的な状況である。人類がこの先の数百年も進歩し続けたいならば、宇宙にでるべき。

本日私は、皆さんが抱いている宇宙の疑問についてお話ししたいと思います。一つは、宇宙はどのようにできたのか。二つ目は、地球外生命は存在するのか。三つ目は、人類の未来には何が待っているのか、です。

未だ解明されない宇宙の謎

1920年代までは、宇宙とは変化のないものであると考えられていましたが、今では銀河が地球から離れていっていることが発見され、宇宙は広がり続けているということが分かっています。

このことから、以前は地球と銀河系はもっと近い距離にあり、さらに言えば150億年ほど前、ビックバンの頃には一つのものであったと考えられます。

Earth and Saturns moons to scale.

では、ビッグバンの前には何かあったのでしょうか?もし何もなかったとすれば、何が宇宙を作ったのでしょう。

私たちは、宇宙の進化については、マクスウェル方程式や一般相対性理論のような法則を見出し十分な知識を得てきました。しかし、宇宙の始まりについては、解明することができませんでした。宇宙は自己発生が可能で、自らを創造したという見解もありますが、別の方法で生まれたという可能性も考えられるのです。

私たちが完全に宇宙を理解するのは非常に高度なことなのです。

地球外生命体は、存在する

二つ目に、宇宙に私たち以外の別の生命は存在するのかということについてです。

地球の誕生は46億年前だと考えられている中で、発見された藻類の化石は35億年前のものでした。つまり、100億年の歴史ある地球において、わずか数億年で生命が誕生したということを示しています。生命が自然に生まれる確率は非常に高いのです。ですから、他の惑星でも同じように生命が誕生していても不思議ではないのです。

alien

しかし、宇宙人は地球を訪ねてこないようです。宇宙人やUFOに関する報告は、おかしな人の発言だと判断され、みな信じていません。政府の陰謀で、宇宙人の情報が隠蔽されているということも、あまりに非効率なので考えにくいでしょう。

これはつまり、私たちのレベルに発達した文明は、地球から数百光年の範囲には存在していないということだと考えられます。

私たちの未来のために
宇宙にでよう

1 2次のページ
TABI LABOの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。