アメリカで話題の「最強ベーコン」 電子レンジ・魚焼きグリル・フライパンで作ってみた!

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アメリカで話題の「最強ベーコン」 電子レンジ・魚焼きグリル・フライパンで作ってみた!
 「ベーコン・ウィーブ(Bacon Weave)」という単語をご存知だろうか。ベーコンを織物状に重ねたもので、これがベーコンの本場アメリカやカナダで美味しいと大変評判なのだ。「Bacon Weave」で動画を検索すると約26,100件がヒットし、そのどれもが作り方や食レポを伝えたものとなっている。

 ベーコンのすべてを紹介する「BACON WIKI」という体に悪そうなサイトによれば、この「ベーコン・ウィーブ」はジャンクフード専門のYouTube料理番組「Epic Meal Time」で約3年前に初めて紹介され、その後徐々に広まっていったらしい。

 そんなに絶品ならということで、体の8割がベーコンの栄養で構成されているといっても過言ではないベーコン中毒の筆者が、話題のベーコン・ウィーブ作りに挑戦してみた。なお作り方はYouTubeの料理番組「FOOD & WINE」を参考にした。

 用意する材料はベーコン6枚。まず、そのうちの3枚を並べて置き、真ん中の1枚の端を軽く折り返しておく。
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 今度は縦に、1枚ずつ組み合わせるようにして置いていく。
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 繰り返していくと、最終的にこんな形になる。
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 筆者が作業をしていると、猫が様子をうかがいにやってきた。記事的には面白い展開である。
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 猫の食欲をも刺激するベーコン・ウィーブに、筆者の期待もはちきれんばかりだ!
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 猫が暴走し始めたので一旦退場してもらい、作業を再開する。この編み上げたシート状のベーコンを、本家の動画では「オーブンで400度・20分焼くとカリカリに仕上がる」と紹介されているが、あいにく我が家にオーブンはない。そこで電子レンジ・魚焼きグリル・フライパンの3パターンで試してみることに。

 まずは電子レンジから。クックパッドを参考に、「上下をクッキングペーパーで挟んで皿に乗せて2分」を敢行した。

 スイッチを入れると、レンジの中から断続的に「バチッ、バチバチッ!」と激しい音がし始め、たまらなく不安になる。しかし、天下のクックパッドさまの言うことだ。レシピに忠実に従うべく、鉄の意志で不安を押し込めてひたすら待つ。

 「チーン」という救いの音がしたので、早速取り出してみると、
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 悪化した細胞のようなものができあがった。

 見栄えはよくないがしっかりとシート状にはなっていて、持ち上げても形が崩れないところが、いかにもベーコン・ウィーブという感じで頼もしい。
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 とはいえ記事として画的によくないので、時間を短めにして再チャレンジ。今回は30秒で切り上げた。できあがったものがこちら。
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 うーん……。見た目が寄生獣的な印象(とくに右上部分)ではあるが、先ほどよりは悪くない仕上がりである。

 続いて魚焼きグリル。アルミホイルで作った皿にベーコンを乗せ、様子を見ながら4、5分焼いてみる。
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 これはとても美味しそう! ただし、レンジで調理したものに比べて形は若干崩れやすかった。

 最後はフライパンだ。油をたっぷり引いて、弱火でじっくり焼く。こちらも5分ほど。
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 焼き上がったものをクッキングペーパーに乗せて冷ますとカリカリに仕上がるそうだ。しかし、これも崩れやすかった。
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 本家動画では、ベーコンの上にベーキングラックを置いて焼いていた。重しのような役割を果たす道具を使えば、形がよりしっかり固定されるかもしれない。

 これで全部作り終えた。全ベーコンの集合画像がこちら。
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 中央・下から時計回りに、フライパンVer.→電子レンジVer.→魚焼きグリルVer.→フライ

 パンでいつものように焼いたVer.→悪化した細胞に見える失敗作の順。

 いよいよ実食。一口ずつかじってみることにする。最初は、フライパンでいつものように焼いたベーコン(右上)から。

 美味しい。とても美味しい。ベーコン中毒の筆者は、調理の過程で食欲を刺激され続け、禁断症状が出始めていたが、この一口でひとまず震えが収まった。

 さあ、続いて待望のベーコン・ウィーブである。普通のベーコンとどう違うのか。まずはフライパンVer.から。

(なんだこれは!?)

 筆者に衝撃走る。単純に言って、どこをかじっても2枚に重ねたベーコンを口にするわけで、ベーコンの旨味も2倍である。これはクセになりそうだ。従来のベーコンに比べて、肉厚な歯ごたえがある点も食欲を増進する。ただし、カリカリ感が物足りなかった。もっと長めに焼いてもいいかもしれない。

 次に電子レンジVer.は形がしっかりしており、煎餅のようである。食べてみると、ベーコンの香りが口の中いっぱいに広がった。このまま1枚食べ尽くしたい気持ちを抑え、魚焼きグリルVer.に移行する。

 口にすると鼻から香りが抜け、ヨダレがどんどん出てきた。今回はグリルを汚すのが嫌でアルミホイルの皿を使ったが、皿を使わなければ油が下に落ちて、もっとさっぱりした仕上がりになるはずだ。香りは魚焼きグリルVer.がベストだったが、残念ながらカリカリ感を出すのには失敗した。もっと焼くべきだったようだ。

 最後に、レンジ調理で失敗してしまった、焦げたベーコン・ウィーブを。苦味を覚悟して口にするとサクッという歯ごたえがあり、旨味もジュワーッと広がった。油っぽさもなく、一番さっぱりと食べられる。もちろんベーコン・ウィーブならではの「2倍の旨味付き」である。

 この失敗ベーコンは唯一見た目だけが難点なので、のちほどBLTサンドの具材として(パンで挟んで隠して)食べることにした。

 今回の調理で学んだことは2点ある。

・結構やり過ぎなくらい焼いてもいい

・電子レンジ以外で作るなら、上から押さえつける重しが必要

 調理する際の参考にしていただきたい。

 いつものベーコンも、ひと手間加えて「ベーコン・ウィーブ」にすることで美味しさは2倍になるはずだ。興味を持たれた方はぜひ試してみてほしい。

(武藤弘樹)

■関連リンク
You’ve been making bacon sandwiches wrong this whole time – METRO
Bacon Weave: The Ultimate BLT Trick – YouTube
Bacon Weave – BACON wiki

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