【ゲームレビュー】Wii専用ソフト『朧村正』プレイレビュー

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マーベラスエンターテイメントが4月9日に発売した『Wii』のアクションRPG『朧村正(おぼろむらまさ)』のレビューをするぞ。このゲームがはじめて発表されたのは2007年で、プレイアブルを一般にお披露目したのは2007年東京ゲームショウだ。2008年発売予定だったものが延期に延期を重ね2009年4月9日の発売となってしまった。ようやく発売された『朧村正』だが、何がすごいのか? 要点をまとめてプレイした感想も含めレビューしちゃうぞ!

■今では珍しい横スクロールアクション
3D技術が進むなか、このゲームは2Dアクションとなっている。長い道中を駆け巡り108本の妖刀村正を集めるのが目的だ。移動も戦闘も全て2Dで展開され、今となっては逆に新鮮だ。かといってチープなわけではなく緻密に描かれたキャラや、ど派手に動く巨大ボスなど目を見張るものがある。ジャンルはアクションRPGなので移動中にエンカウントで戦闘シーンに入る。しかし画面切り替えは無く、そのままシームレスに戦闘シーンとなり敵を倒せばお金、経験値を得られる。

■超美麗和風グラフィック
上記でも少し触れたが2Dグラフィックなりの味があるテイストに仕上がっており、下手な3Dゲームより鳥肌ものだ。お城の中、竹藪、ボスなど美麗な和風グラフィックの世界を暴れ回ることができるのだ。

■ストレスの無いゲーム展開
ディスクの読み込み時間、セーブ時間共に爆速でストレスを感じずに遊ぶことができる。特にセーブ時間の速さには驚かされるものがあった。間違えてキャンセルを押したのかと……。

■二人の主人公
主人公は鬼助(きすけ)と百姫(ももひめ)がおり、どちらかを選んで遊ぶことになる。途中でプレイヤーのチェンジはできない。両者とも使う武器が違うため攻撃も違ってくる。また百姫に至っては着物だからノーパンだという説も……(公式サイトのQ&Aより)。

■所々に聞いたことがある「おはなし」が
聞いたことのある「おはなし」が所々に出てくる。「これは黒蜜ではない、毒じゃ!」とわけの分からないことを言う和尚。「私はまんじゅうが怖いんですよ! まんじゅうを私の周りに置かないでください! あまりに怖いんで全部食べちゃいました。今度はお茶が怖くなってきました」というおはなしなどが村人から聞くことができる。どっかで聞いたことあるでしょ?

■声優陣によるフルボイス
お店の人から主人公、村人まで全ての登場人物がフルボイスにて展開される。フルボイスマニア必見!

■食べ物が美味しそう
道中で立ち寄る茶屋で食べることができる和菓子、また自分で調理する料理のグラフィックが異常に美味しそうに描かれている。もちろんアニメーション付きで食べる様まで見ることができる。空腹時にこのゲームをするのは厳禁!

以上までが感想だ。ここからは、レビューになる。このゲームは、チュートリアルで教わったアクションを覚えておけば問題なく進むことができる。ただいかんせん激しい動きのアクションゲームなのでクラシックコントローラーかゲームキューブコントローラーが欲しいところだ。このゲームは『Wii』のリモコンの存在意義が全くなく、振るといった動作を一切行わない。ボタンとスティックオンリーで完結してしまうのだ。

難易度は“無双”“修羅”の2つがあり、どちらを選んでもいつでも変更できる設計になっている。個人的には難易度よりプレイヤーを自由に変更出来るシステムの方が嬉しかったりする。一部では「連打ゲー」と言われているが後半になるとそうも行かず、全てのアクションを駆使しないと攻略が難しくなる。特に修羅モードだと全く歯が立たない。また、お金も貯まりにくく常に金欠気味だ。

このゲームは刀に耐久度(本作では「霊力」と呼ぶ)があり、防御したりすると霊力が減っていきゲージが無くなると刀が折れてしまう。刀は同時に3本まで装備できボタンで切り替えて使い分ける。折れてしまった刀と折れていない刀を入れ替え、折れた刀を鞘に納めることにより霊力が回復するのだ。このシステムは非常に面白いのだが、ボスとの戦闘シーンになると刀が折れまくる。それはボスが堅すぎるせいもあるのだろう。折れては鞘に戻しの繰り返しだ。下手すれば3本とも折れてしまうこともある。そうなれば折れた刀で戦うしかない(折れていても戦うことができる)。

マップの移動中は2Dながらも魚眼レンズ風になったりといろいろ視覚を楽しませてくれる。多少酔いそうになりながらも背景に目をやると細かいところまでアニメーションするという繊細さ。開発したヴァニラウェア有限会社は2Dアクション制作に長(た)けており異常なまでのこだわりを見せた今作。続編は期待できないが、次なる新作を是非リリースしてほしいものだ。言い忘れたが、このゲームにでてくる女性キャラは可愛い(このニュースの元記事はこちら)。
 
 
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