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【EXILE USAインタビュー】第3回 言葉や文化は違ってもこの星に生まれた仲間

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以下USAさん

「世界に通じる共通言語(ダンス)で心の国境をなくす」

TRiPORTライターのKANAです。
EXILE USAさんインタビュー第3回は、旅の最中に感じた世界にまだた多く残る差別や偏見について、お話をお伺いしました。

第3回 USAが世界で感じた「心の国境」とわたしたちにできること

ー私たちTRiPORTは差別や偏見という「心の国境をなくす」ことをミッションにした会社を運営していますが、ダンスは一緒に踊るだけでも心が通じ合える、深い何かがあると思います。それも踏まえて、世界の差別や偏見などについてどう思いますか?

世界を旅しているとやはりまだ差別や偏見を感じます。まずは自分自身がそれを感じられるようにオープンマインドになることが大事かなと思います。

インドの目をつぶりたくなるような差別

カースト制度(ヒンドゥー教における身分制度)が残っているインドを旅した時に、最下層の人達への差別や、目をつぶりたくなるような暮らしぶりを実際に見ました。そこで自分には何ができるんだろうと考えた結果、やっぱりダンスだったんですよね。物乞いの家に生まれた子は見た目がかわいそうであればあるほど施しをもらえるため、手足を切断してる人も路上にはたくさんいました。

子供の頃からそういう環境にいたら大地を駆け巡る楽しさもわからないし、友達と手を握り合う感覚も知らない。そんな子供たちがもしダンスを覚えて、物乞いダンスチームを作って踊ってお金がもらえたら、そのほうが何百倍もハッピーになれるよなって。手を握り合ったり、抱きしめあったりできるし、小さなことかもしれないけど、一人一人がそういうことの実現に向けて、できることは何かしらあると思います。

ーダンスという共通言語を使って心の国境をなくすことは可能ですか?
はい。確信しています。あとは仲間がどんどん増えればいいな。自分が生きている中で、どれだけそれが叶えられるかわからないけれど、長い歴史の中で、「あいつ、あの時代に一歩踏み出したよな」って言われるくらいになりたいと思っています。

まずは一歩を踏み出すべき

キューバのカストロ議長が「残念ながら、私達が生きているうちには平和はおとずれないのかもしれない。しかし一歩は踏み出せる。特に、あななたち日本人は原子力の犠牲になったのだから、もっともっと世界に平和を伝えていくべき民族だ。その方法は本でもインターネットでも、なんでもいいからとにかく実行することが大切だ」と言っているのを聞いて、すごく刺さったんですよね。平和にするとか、差別をなくすとかってスケールが大きすぎるものだから、心が折れることもある。でも大きい問題だからこそ、小さな一歩を踏み出すべきなのかなって思います。小石が水の中に入って波だつように、結果的に広がっていくというイメージを持って僕も頑張っています。

ー私達も一緒で、「心の国境を無くす」というミッションを掲げていますが、いきなりそれを実現するのは難しいので、まずは世界に興味を持ってもらおうということで旅行記サービスを始めたんです。

いいね! 今ここが飲みの席だったら乾杯していましたね(笑)

世界を見て知った「ありがたさ」

ー日本から出ないことに対して、どう思いますか?

いやぁ、もったいないですね。日本のパスポートがあれば、ほぼ世界のどの国でも行ける。こんな幸せなことってないですよ! 他の国の友達に、「今度、日本においでよ!」と言っても、「ビザを取るのが大変」と返されることも多くて…。それを聞くと、なんて僕ら日本人は恵まれているんだろうって思いますね。こんなに簡単に多くの国を見てまわれることは、本当にありがたいと思います。

世界に出てそれがわかったので、「なんで出ないの!? もったいないじゃん!」と、僕は思いますね。でもあえて口に出して言わなくても、楽しんでいる姿を見せることで、「世界に出るって面白そうじゃん」っていう刺激を与えられたら嬉しいですね。

言葉や文化は違ってもこの星に生まれた仲間

ー確かに強制されるより、憧れて自分の意思で動くほうが何倍もいいですよね。書籍内でも「国境はない」「自分たちは同じ地球に生まれた兄弟」ということを書いていますが、こういった「心の国境」をなくすことの意味とはなんでしょう?

多様性というか、国が違えば言葉も文化も見た目ももちろん違う。でも、一緒に踊り合うと何も変わらないんだなって感じる瞬間があるんですよ。それを言葉で表現するのは難しいんだけど、この地球上、この星に生まれた仲間だって気がするんです。もし世界中に友達ができたら、楽しいことばかりになりそうなので、世界中に友達を作るのも一つの夢です。「この星に生まれた仲間だ」という感覚が広がれば、もっともっと地球が楽しくなっていくと信じています。

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【EXILE USAインタビュー】第1回 世界に通じるダンスで心の国境をなくす


(インタビューアー: ワンダーラスト 代表堀江,  ライターKANA

[USA: 2001年「EXILE」のPerformerとして、「Your eyes only~曖昧な僕の輪郭~」でデビュー。Performer以外にも、2006年6月、舞台「The面接」に出演、劇団EXILEでは2007年の「太陽に灼かれて」、2008年の「CROWN」に出演するなど、役者としても活躍。2009年「北の国から」の杉田成道氏 演出・芥川賞作家 唐十郎氏作品 舞台「蛇姫様-わが心の奈蛇-」にて初単独主演をつとめた。さらに、本場NYのダンサーの実力にも劣らない独特のダンスセンスを持つUSAは、日々”DANCEのROOTS”を追求。2008年より「ダンスは世界共通言語」をテーマに、DANCE EARTHの活動を開始し、書籍、絵本、映像作品の制作、音楽ユニット「DANCE EARTH PARTY」を結成するなど様々な形で自身の想いを発表している。2013年「DANCE EARTH JAPAN」と題し、日本全国の祭りに参加し日本の踊りを巡る旅をスタートさせる。また子どもたちに自然を感じながらダンスを楽しんでほしいという想いを込めて、自然体験型ダンスプログラムである「NATURE DANCE CAMP」を全国各地で開催。NHK Eテレで放送中の子どもたちにダンスを楽しくわかりやすく教える番組「Eダンスアカデミー」では主任講師を務めている。]

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