共同購入クーポンサイトに対するユーザーの声 問題はクーポンサイト側の手数料?

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バードカフェのおせち

現在国内でもメジャーになるつつある共同購入クーポンサイト。そんなクーポンサイトに対する意見を集めたところ多くの意見が集まったので、今回はそれらを紹介したいと思う。今回も全て匿名での紹介となる。

<Aさんの意見>
はじめまして大阪でグルーポン系サービスの営業やってます。大阪ローカルなサイトです。グルーポン系のサービスの営業は日に日に困難になってきてます。特に大手は手数料が50%のため嫌われているようでクーポン1枚とるのも必死のようです。当然、経営者からすれば半額以下で販売し更に手数料が50%。
通常価格の25%しか入ってこないコレでは嫌います。経営者を納得させるために通常のコースメニューを少し変えて元値を無理やり吊り上げたりなどやっている営業マンはいると思います。
大手は販売するクーポンを全て細かく内容をチェックできないんだと思います。

▲ネット上でも指摘されている手数料の50%。これにより原価を抑えなくてはいけなくなり、従来通りのサービスを提供できなくなっている店舗も多いという。クーポンサイトは広告として割り切って使っている業者も多いようだ。

<Bさんの意見>
私は最近までグルーポンではないフラッシュマーケティングの営業をしていました(会社を辞めたので今は無関係)。
今回、このグルーポンのおせち問題のニュースを見たとき、最初の感想は『とうとう問題が起こったか・・・』でした。グルーポンは競合だったということで少し情報は偏っているかもしれませんが、私としては今回の件、グルーポンの責任は重いのではないかと思います。
現場の営業をしていたとき、よくグルーポンの噂を聞きました(主に会社から聞いた話ですが)。『グルーポンはクライアントのことを考えていない。クライアントのキャパを考えずに大量の枚数を設定することを薦める』これは、よくきいた話です。

今回の件も、同じようなことが起こったのではないかと推測しています。最初100枚が完売したため、追加で400枚だしたとありますが、これはグルーポン側がすすめたのではないかと推測しています。グルーポンとしては枚数が売れれば、その分、手数料として利益が入るので即完売の商材の追加はおいしいでしょうね。

今回の件は、枚数の設定の際に、お店側ときちんと具体的にできる・できないの確認をしていれば防げたと思います。結果、お店も消費者もみんな不幸になってしまった。悲しいです。

▲上記のように、バードカフェのおせちクーポンは当初は100枚限定だった。しかし即完売したため400枚追加されたのだ。グルーポン側からしてみれば枚数が多ければ多いほど手数料が取れるので、勧めたのではという推測だ。

<Cさんの意見>
このお店、ネット上ではかなり評判がいいようで是非試してみたいと思いクーポンを入手したのですが、上記の連絡が12/29付でメールにて届いていました。利用期間は半年以上ありますが、2500枚以上のクーポンが販売されているわけですから、「限定30食」なら毎日平均で限定数の半分弱はクーポン利用者に行き渡らなければいけない計算になります。

クーポンサイトはマーケティングを店舗から請け負っている面もあるんでしょうから、何も考えずに企画を通して販売したと言われても仕方ないような姿勢はやはり問題ではないかと思われます。少なくとも「こういう企画なら反応がどのくらい来そうか」「店舗の提供能力からどの程度の販売数にすべきか」程度のコンサルはすべきでしょう。

ちなみにグルーポンの本件に関するご案内って、「ご連絡ください」ってだけで「連絡すればどうなるのか」について何も触れされていないのですよね…何の意味があるんでしょうか。
参照:http://www.groupon.jp/?cid=1678

▲上記は、『8 Cafe Hamburger』というハンバーガーショップの例。通常価格1100円のものを54%オフの500円にて販売している。販売数は2646人となっているが、実は1日30食限定ということが判明。クーポンの利用期限は5月24日となっているので、限定数30の半分弱はクーポン利用者が毎日来なければいけない計算になる。そういった計算度外視でのクーポン配布に苦言。

<Dさんの意見>
グルーポンを使った感想です(おせちとは関係ありません)。
昨年8月にグルーポンの前身『Q:Pod』 で、焼き肉セット二人分で2500円(ドリンク2杯つき)を購入しました。
http://www.groupon.jp/deal-detail/cid/50

肉数切れしか出てこないかもしれないと思いながら11月初旬に夫婦で出かけました。結果は心配無用で(商品はサイトの写真通り)、しっかり満腹になって帰ってくることができました。味も問題ありませんでした。

当然ですが、通された席はキッチンの近くで店員の出入りが多く落ち着かない席だったのでまぁ、こういう点が安いから仕方ないのかな、と感じたことを覚えています(とは言っても座席の環境がそんなに悪い訳ではなく、あえて言うならば、ということです)。

ということで、グルーポンにはいい印象を持っていたので、おせちのことは残念です。調べると、別の店で肉数枚しか出てこなかったという事例もあるようだし、ビジネスモデルが、さらに半額グルーポンの取り分になるとのことなので、私たちが当たったのは、ビジネスモデルの駆け出しだったからなのかな、なんて想像しています。
今後は購入に慎重になるかな。とりあえず、体験談+αです。お役に立つかわかりませんが。

▲こちらは『Q:Pod』時代にクーポンを購入した方の体験談。満足したとの意見だ。

別の人の情報では、クーポンサイトでおせちを購入して満足したという意見も届いている。バードカフェではないが、そちらも紹介したい。その人の意見が書かれているブログを見ると2万4800円のおせちが1万7800円になっている。少々値が張るが、中身はぎっしり詰まったおせちとなっている。
http://wada.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-1bd4.html
http://item.rakuten.co.jp/souemon/10000009/

このように満足行く行かないは個人差があるだろうが、中にはまともにサービスを提供しているお店もある。今回の件でクーポンサイトに不信感を買った人もかなり多いと思うが、まともなサービスも当然ながら存在する。世界的に普及している『Livingsocial(リビングソーシャル)』はアマゾンの投資を受け、中国以外のほぼ全世界で普及している。『Facebook』のアプリとしても人気で、急成長している。

また今回の問題はバードカフェ、グルーポン両方にあるという意見が大半のようだ。グルーポンは多くの受注を無理に取ろうとし、バードカフェは手数料が原価を圧迫したため、あのようなおせちになっただと言われている。「最大97%オフ」という広告の裏にはこのような罠が待っているかもしれない。

※上記の意見には記者の主観が含まれています。

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