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ニート候補者の上野竜太郎氏、20代の政治参加訴える 「供託金没収ラインは超えられる」

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千葉市議会議員選挙に立候補するも落選したニート候補者、上野竜太郎氏が依然としてネットで話題となっている。キャリコネニュースが4月13日に掲載した記事に対しても、大きな反響が寄せられた。

上野氏は、現在25歳。中学2年生のころから引きこもっていたが、政治を志し、4月12日に投開票が行われた統一地方選挙に出馬。千葉市花見川区選挙区から立候補した。
ポスターだけで80万円、選挙費用の「公費負担」を批判

15人中12位だったため定数の10人には入らなかったものの、1399票獲得。450件以上のコメントが寄せられたニコニコニュースでは、その勇気と行動力を讃える声が相次いだ。

「なんでこんな行動力ある人がニートやってたんだ」
「自分の恥とすることを受け入れて、その上で胸を張って努力しようとしてる姿はとてもかっこいいと思える」
「一昨日の面接で失敗して落ち込みまくってるけど、こういうの見ると元気がでてくる」

ネット上で評価されるのは、ニートだから、ということだけではない。説得力がある主張も注目ポイントだ。

上野氏はまず、各候補者の選挙費用に税金が使われていることに疑問を呈する。ツイッターに投稿した内容によると、同選挙区では、立候補するとポスター1枚あたり1955円まで、418枚までを公的負担で作ることができる。それだけで約80万円だ。

さらに、選挙カーを使えば車代、運転手代、燃料代も公的負担にすることができ、40~50万円になる。日本の議員の数は国会議員と地方議員を合わせると、約3万5000人になるとし、仮に全員が選挙カーを30万円で使ったらそれだけで105億円になるとする。

上野氏は、こうした公的負担は一切使わず、ポスターはコンビニでコピー。選挙カーの代わりに自転車に乗り、「私は今回の選挙で8000円しか使っていません」と力説していた。これについてもネットでは、「立候補者選挙活動費つかいすぎなんだよなぁ。8000円でよくやった」と称賛する声があがる。
20代なら「供託金没収のラインは越える事が出来る」

今回の選挙で上野氏が強く訴えていたのは、若者の政治参加だ。選挙に出るには「お金の問題」がどうしても出てくるが、その最たる例が「供託金」だ。千葉市のような政令指定都市の場合だと50万円、衆議院だと300万円を供託金として支払わなければならない。一定の票を獲得しないと没収され、戻ってくることはない。

上野氏によると、前回の千葉市議選では1235人が出馬して15人が供託金を没収されたが、20代で没収された候補者はいなかった。1399票獲得した上野氏自身も没収を免れることができた。

地方選挙なら20代という若さだけでも「供託金没収のラインは越える事が出来ると思います」。しかも、選挙に出ると会社を辞めざるをえない人も多いが、20代なら転職や再就職もそれほど難しくないとし、「挑戦してみる価値はあると思います」と促している。
選挙後は早速ハローワークに、介護の仕事探す

上野氏のもとには選挙後、ジャーナリストや出版社から取材の依頼が殺到しているという。一方で、就職活動も始めているようで、15日には「収支報告書の確認のついでにハローワークに行って来ました」とツイート。介護職の求人への応募を考えているとのことだ。

ツイッターではそんな上野氏に向けて「県外ですが、これからも頑張って下さい」「竜太郎さんの考え、きっと正しいと思う」といったメッセージも寄せられていた。

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